妊娠25週目の赤ちゃんとママの様子は？

25週目になると、赤ちゃんは身長230㎜、重さは800gに。

まゆげやまつげの形がわかり、しっかりと爪が生えていることも確認できます。

また皮膚は薄く、毛細血管が見えるほどです。
そのため赤ちゃんはピンク色をしています。

この時期の赤ちゃんの肺はどんどん発達します。

まず、肺胞（ガス交換を行う場所）ができてきます。
また肺の各組織に血液がすみずみまでいきわたるようになるので、妊娠25週のうちに呼吸ができるようになります。

目で見たものや耳で聞いた音に対して、脳が反応し始めます。
しかし具体的に、見た物体がどんなものかや聞いた音がどんな音なのかを判断することはできません。

また、妊娠25週目には赤ちゃんの脳で海馬が発達しています。
海馬は感受性や感情を司る部分。
しかし、まだ喜怒哀楽を表現することはできません。

これから、感情を含めた赤ちゃんの精神面が発達していくでしょう。

妊娠中は血液循環や新陳代謝が活発になります。

そのため爪がよく伸び、強くて健康な爪になります。

この時期は血圧の変化にも注意を払いましょう。
特に、21週目以降はだんだんと血圧が高くなる傾向があるそうです。

高血圧に蛋白尿が加わると、妊娠子癇（にんしんしかん）に陥る場合も。

妊娠子癇とは、脳の血液循環がうまくいかなくなり、痙攣や発作を起こすことです。
妊娠子爵に陥ると、最悪の場合母子ともに死亡してしまうケースもあるそうです。

食事の塩分を抑えたり、よく噛んでゆっくり食べたりすることで血圧の上昇を抑えましょう。

特に高齢出産では、妊娠高血圧症候群にも注意が必要です。

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