産後の抜け毛には、シャンプーの界面活性剤を選んでケアを!

産後の抜け毛に適切なシャンプーを選ぶなら、最も気にしたいのは界面活性剤。
界面活性剤は、頭皮や髪の毛から汚れを落とす成分です。

ところが、シャンプーの界面活性剤によっては、頭皮への刺激が強くて、抜け毛をさらに助長してしまうものも!

そこで、シャンプーの容器に書いてある成分表を見て、どんな界面活性剤を使っているシャンプーを選べば良いのか?について整理してみたいと思います。

界面活性剤の種類と特徴

界面活性剤は大きく分けて4種類あり、その各々に特徴があります。
まずは、それぞれについて、説明したいと思います。

市販シャンプーの多くは高級アルコール系界面活性剤

抜け毛

市販シャンプーは安価で、洗浄力や泡立ちの良い界面活性剤を使用しています。
その界面活性剤は「ラウリル硫酸Na」「ラウレス硫酸Na」という成分名で表示されている高級アルコール系洗浄剤です。

産後の抜け毛が気になるママには、洗浄力が強すぎるので、抜け毛を助長するリスクが高い成分です。
高級アルコール系界面活性剤が使われているシャンプーはお勧めできません

低刺激なアミノ酸系シャンプーが話題に

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高級アルコール系洗浄剤を使用した市販シャンプーの危険性が指摘されるようになった最近では、低刺激なアミノ酸系洗浄剤を使用している市販シャンプーが増えています。

産後の抜け毛が気になる時には、このような低刺激の界面活性剤がおすすめですね。

アミノ酸系洗浄剤は刺激は少なく頭皮や髪には優しいものの、泡立ちがあまり良くないのが欠点です。
「ココイル~」「コカミド~」「ラウロイル」などの成分がアミノ酸系洗浄剤です。

石けん系界面活性剤は洗浄力があるのに環境にも優しい

石けん系界面活性剤は洗浄力が強く、分解されやすいので環境に優しい洗浄剤です。
石けん系界面活性剤の成分としては「脂肪酸エステル」「脂肪酸ナトリウム」などがあげられます。

より低刺激なベタイン系シャンプー

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まだ、あまり知られていないのですが、ベタイン系シャンプーはひそかに注目を集めています。
ベタイン系洗浄剤は、アミノ酸系洗浄剤よりもさらに低刺激で、毛髪のパサつきを抑えてくれる効果が高いのです。

特に赤ちゃんが秋〜冬にかけて生まれたママは、ベタイン系の界面活性剤を使ったシャンプーでお気に入りのを見つけておくとベター。
産後、部屋が乾燥しやすい時期に、抜け毛だけでなく、髪のパサつき、静電気などで悩まされやすいからです。

(上写真は、ハーブガーデンというシャンプーの成分表記。)

しかし、ベタイン系シャンプーは高価で、数も少ないので手に入りくいのが欠点です。





シャンプーを選ぶときは成分表示をチェック

シャンプーを選ぶときは、CMやパッケージの宣伝文句だけではなく、容器裏の成分表示をしっかりと確認するようにしましょう。

市販シャンプーに多く含まれる合成界面活性剤に注意

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合成界面活性剤は皮脂をとりすぎるため、皮膚のバリア機能が衰えてしまいます。
特に、「ラウリル硫酸Na」「ラウレス硫酸Na」「ベヘントリモニウムクロリド」は合成界面活性剤の代表的な成分です。

産後の抜け毛が気になるママは、こういった成分表気のあるシャンプーは避けてくださいね。

合成ポリマーのせいで髪が呼吸できなくなる!?

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また、合成ポリマーという成分は髪の表面をコーティングして通気性を阻害してしまいます。
そのため、産後抜け毛が気になるママにはお勧めできません

合成ポリマーのおかげで髪の手触りは良くなりますが、使い過ぎには気を付けましょう。
「流動パラフィン」「カルボマー」「ジメチコン」という成分が多く配合されている製品は頻繁に使わないようにしてください。

シャンプー内の成分がアレルギーの原因になることも

シャンプーに含まれる「リン酸塩」「エデト酸塩」、香料・保存料・着色料などがアレルギー物質になることがあります。
これらの成分が皮膚内に浸透して抗体ができ、それに反応してアレルギーを起こすことがあるのです。

このようなシャンプーを、赤ちゃんに使ってしまうようなことがないように気をつけましょう。

防腐剤は髪や頭皮に悪影響

シャンプーの品質保全のためには酸化防止剤・殺菌防腐剤は必須です。
しかし、それらの成分が私たちの髪や頭皮に良くないのも確かです。

「エデト酸塩」「プロピレングリコール」「安息香酸」「タール色素(赤色〇号、青色〇号)」はその危険性が指摘されています。
ただ、防腐剤の中でも「パラベン」は安全性が比較的高いと言われています。

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