産後の入院生活について
出産後、ママと赤ちゃんは約1週間は入院して、ママの体の回復と赤ちゃんの健康管理、さらに赤ちゃんの育て方の指導を受けることになります。
帝王切開の場合は8~10日、状況によっては1か月程度の入院になる場合もあります。
出産当日
出産後、分娩室で2時間ほど休んだ後に病室へ移動し、そこで体を休めることになります。
原則として、食事・トイレは、出産当日からOKですね。
看護師さんからは、6~8時間以内に、トイレに行って自分で排泄するように指示されます。
会陰切開している場合でも、縫合されているのでトイレは問題なく出来ます。
ただし、痛みはあるかもしれません。
入院1日目
入院1日目から、やることは結構多いです。
まず、医師の診察を受けます。
それから、乳房マッサージを受けたり、授乳練習をしたりしますね。
母子同室の場合は、出産当日から行うところもあるようです。
また、赤ちゃんの世話も開始。
おむつのつけ方など、看護師さんから指導してもらいます。
シャワーを浴びることもできます。
石鹸の使用はOK。
会陰切開していても、石鹸の使用は出来ます。
入院2~3日目
ママの体の状態を診るため、採血・体重測定などを行います。
入院2~3日目には、本格的な授乳が開始されます。
母乳が最初は出なくても、欲しがったら吸わせる・・・を繰り返すのが基本。
看護師さんの指導を受けているうちに、出るようになることが多いです。
沐浴指導や調乳指導も受けることになります。
産褥体操を行う産院もあるようですね。
この頃、子宮が締め付けられるような感覚に襲われることがあります。
これは、子宮が収縮して元に戻ろうとするために起こるもので、後陣痛と言われます。
また、産後2~3日は悪露が多めになります。
入院4~5日目
入院4~5日目には、ママは退院健診を受けます。
赤ちゃんも健診を受けて、退院に向けて、チェックをしてもらいます。
また、退院後の生活について指導を受けます。
退院日
必要書類の受取と入院・分娩費用の清算を行って、退院です。
出産育児一時金については、最近は健保組合から産院に直接支払われるケースが多いですね。
そのため、出産育児一時金の額よりも多くの費用が掛かった場合は、その差額分だけを支払うことになります。
かかった費用が少ない場合は、後日、差額分が口座に振り込まれてきます。
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