妊娠中の髪のパサツキ、抜け毛には「低刺激」がポイント!
妊娠中、抜け毛が多くなっていませんか?
もしくは、髪の毛がパサついていませんか?
実は、妊娠期間中は、ホルモンの影響などで髪の毛のトラブルが起きやすい時期。
しっかりとケアすることで、トラブルを最小限に食い止めましょう。
なお、体験談を読みたい人は、以下のリンクをクリックしてください!
妊娠中の髪のトラブルにはどんなものがある?
妊娠中は、髪の毛のトラブルを抱えるママがたくさんいます。
トラブルの種類は次のようなものがあります。
- 頭皮が汚れやすくなる・脂っぽくなる
- フケ・かゆみ
- 髪の毛のパサつき
- 抜け毛
頭皮が汚れやすくなる・脂っぽくなる
妊娠すると、プロゲステロン(黄体ホルモン)という女性ホルモンの分泌が多くなります。
プロゲステロンには、皮脂の分泌を盛んにする働きがあります。
頭皮は、体の中でも特に皮脂腺が多く集まっているところ。
そのため、妊娠すると頭皮から皮脂が分泌されやすくなり、その結果、髪の毛や頭皮が汚れやすくなったり、脂っぽくなったりするのです。
フケ・かゆみ
上で書いたプロゲステロンの影響で、妊娠すると、頭皮からは皮脂が分泌されやすくなります。
また、体全体の新陳代謝も盛んになります。
そのため、一般的に、頭皮のフケが発生しやすくなるのです。
また、ビタミンBが不足すると、乾いたフケが発生しやすくなるとも言われていて、妊娠初期のつわりによって栄養に偏りが出ていると、フケの発生原因にもなります。
髪の毛がパサつく
髪のパサつきに悩んでいるママも多いですね。
これは、お腹の赤ちゃんに血液や栄養分が送られることで、ママが貧血になったり、体にタンパク質が不足してしまったりするから。
血流が良くて、材料のタンパク質が無いと、髪の毛はしっかりと作られません。
特に、髪の毛の表面を覆っているキューティクルが痛んでしまうので、髪の毛がパサついてしまうのです。
抜け毛が多くなる
パサつきがさらに進行すると、抜け毛が多くなります。
抜け毛の原因は、栄養バランスの偏りや、貧血・低たんぱくです。
また、ストレスが原因で抜け毛が増えることも多いですね。
妊娠中の髪のトラブルに対処するには、シャンプーがポイント!
妊娠中は、ホルモンバランスが変わるので、頭皮や髪の毛が影響を受けるのは避けられません。
そのため、何といっても大切なのは、髪や頭皮にダメージを与えないこと。
そこで、妊娠中のシャンプの選び方・使い方についてまとめてみたいと思います。
妊娠中のシャンプーの選び方
妊娠中のシャンプー選びで一番大切なのは、頭皮への刺激が少ないシャンプーを選ぶこと。
頭皮への刺激が強いと、一時的にスカッとする洗い心地であったとしても、その後で皮脂の分泌が増えてしまったり、乾燥して痒みが出たりといったこともあります。
こういったことを防ぐためには、石油系界面活性剤を使用したシャンプーを避けましょう。
成分表示を見て、「ラウリル硫酸」「ラウレス硫酸」と書いてあったら、それが石油系界面活性剤です。
界面活性剤というのは、簡単に言うと、汚れを落とす成分。
最も一般的に使われているのが「石油系」の界面活性剤。
最も安価に洗浄力の強いシャンプーが作れるため、市販されている多くのシャンプーで使われています。
これに対して「植物由来」の界面活性剤や「アミノ酸系」の界面活性剤というのがあります。
これらは、頭皮への刺激が優しい反面、少し価格が高くなります。
・・・ということは、妊娠中は、「植物由来」の界面活性剤や「アミノ酸系」の界面活性剤が入ったシャンプーを使った方が良いですね。
ところが、これららのシャンプーは、石油系に比べて洗浄力が弱いという欠点があるのです。
そこで、妊娠中のシャンプーの仕方にはひと工夫が必要です。
なお、妊娠中のシャンプーの選び方は、産後のシャンプーの選び方と同じです。
産後はシャンプー選びをしている時間も取れ無いですから、今のうちからシャンプー選びをしておくも良いですね。
良かったら、次の記事も参考にしてください。
妊娠中のシャンプーの仕方
妊娠中は、頭皮への刺激が少ないシャンプーでしっかりと頭皮を洗浄するために、以下のようなことを心がけて下さい。
まず、シャンプーをつける前に、髪の毛をお湯でしっかりと流しましょう。
2~3分、お湯だけで髪の毛を洗うだけでも、汚れの7割程度は落ちると言われています。
その後で、しっかりと泡立てたシャンプーを頭に付けて、指の腹で頭皮を優しくマッサージ。
けっして、爪を立てて頭皮を掻いたり、頭皮や髪の毛をゴシゴシしないでくださいね。
それでも、汚れが落ちていないと思った時には、同じ方法で二度洗いして下さい。
大切なのは、頭皮や髪を、優しく傷つけないように洗うことです。
その後で、すすぎをしっかりとしましょう。
シャンプーが残ると、フケ・痒みの原因になります。
お腹が大きくて、丁寧なシャンプーが大変なら、パパに手伝ってもらいましょう。
男性はシャンプーの仕方が荒っぽいことが多いので、手伝ってもらう前に、必ずシャンプーの仕方を話しておいてくださいね。
その他の、妊娠中の髪のトラブルへの対処法
その他に注意したいのは、ブラッシングを控えめにすること。
固いブラシで、力を入れたブラッシングをするのは避けましょう。
髪の毛を覆っているキューティクルは、摩擦にとても弱いのです。
また、海藻や良質なタンパク質を摂ることも大切。
美しい髪の毛が作られるための栄養素をしっかりと摂れば、キレイな髪の毛が生まれる基礎が出来るのです。
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