妊娠36週目の赤ちゃんとママの様子は？

これまでは胎脂が体を覆っていましたが、だんだんとそれがなくなっていきます。

代わりに、皮下脂肪が。
そのため、体がふっくらと丸みを帯びるようなります。

また、赤ちゃんの頭がだんだんと胎盤の中に固定され始めます。
これは赤ちゃんが参道をくぐるための準備です。

出産が近づくにつれて、おりものの量が増えます。
中には粘液状のものが含まれることも。

またこの時期になると、「おしるし」が出てきます。
「おしるし」とは、赤ちゃんを包んでいた卵膜がはがれおちて排出されたものです。

おしるしは確実に出産に近づいていることを示すサインです。

子宮頸管（子宮の入り口を結ぶ管）が敏感になっている時期です。
血液量が増加しているので、下腹部がものにぶつかると子宮頸管から出血することもあります。

赤ちゃんは子宮いっぱいになるまで大きくなっています。
なので、子宮内には赤ちゃんが手足を動かすスペースがほとんどありません。

そのため、ママのお腹を触れば赤ちゃんの手足の位置がわかることがあります。

出産予定日の2週間前後（妊娠37～41週あたり）に赤ちゃんが生まれることを正期産と言います。
全体の約90%近い赤ちゃんが、正期産で生まれるそうです。

一方で、正期産よりも早く妊娠36週目に破水してお産が始まる人もいます。

正期産よりも早い時期に生まれることを早産と言います。
早産で生まれると、呼吸がうまくできないなどのトラブルが発生する場合があります。

早産を防ぐためにも、日々の生活習慣をもう一度見直しましょう。