おりもの色やニオイは異常のサイン?妊娠初期に注意すべき3つのポイント

妊娠すると、おりものの変化がちょっと気になりますよね。
特に、妊娠初期は流産のことも心配になってしまうので、ついつい神経質になりがちに。

そこで、妊娠初期のおりものが、どんな風になったら要注意なのか?についてまとめていきたいと思います。

>>目次
1. そもそも、妊娠初期と臨月はおりものの量が増えます
2. ピンクや茶色のおりもの = 流産というわけではない
3. おりものは臭いと、かゆみ・痛みに注意して
– カンジダ膣炎
– 細菌性膣炎
– 膣トリコモナス症
– 淋病
4. おりものの異常を防ぐには、清潔にすることが大切

そもそも、妊娠初期と臨月はおりものの量が増えます

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妊娠すると、ホルモンバランスの変化によって、基本的におりものが増えます。

これは、子宮頸管粘液によって、細菌が子宮に侵入しないようにバリアを張るため。
細菌が侵入することで、赤ちゃんに影響が出ることや、早産・切迫早産のリスクが高くなります。
そのため、ママの体は、赤ちゃんを守るために、おりもの量を増やしているわけですね。

特に、おりものの量が多くなるのは妊娠初期と臨月。

量が多いと、ちょっと心配になる人もいると思いますが、色や匂いに問題がなければ大丈夫です





ピンクや茶色のおりもの = 流産というわけではない

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妊娠初期には、どうしても流産に神経質になってしまいます。
特に高齢出産の場合は、流産のリスクについて、産院や周囲から色々と話を聞いていることもあるかと思います。

でも、必要以上に神経質にならないで大丈夫。
血液の混ざった、ピンク色や茶色のおりものが出ても、流産にはつながらないことが多いです。

大切なのは、気になったらすぐに産院を受診すること。
そこで、胎嚢と心拍が確認できれば問題ありません。

おりものが流産や切迫流産のサインかどうかは、結局は、医師の診断を待たなければわからないのです。

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おりものは臭いと、かゆみ・痛みに注意して

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妊娠中はおりものの量が増えるのは当然ですし、多少の血が混ざって色が変化したおりものについても、必要以上に神経質になる必要はありません。

でも、強いかゆみ・痛み・嫌な臭いがする時には、何らかの感染症の可能性もあります。
感染症は、流産・切迫流産・早産・切迫早産の原因になることもあります。

そのため、おりものの変化が、かゆみや痛み・ニオイを伴っていたら、すぐに産院に相談して下さい
検査の結果、おりもの内に細菌が多いと判断されると、膣内の消毒や薬の服用をするのが一般的なようですね。

以下、おりものに影響する病気についてまとめてみました。
よかったら参考にして下さい。

カンジダ膣炎


  • おりものの状態
    白い豆腐状のかすのような状態
  • 原因
    真菌というカビの一種
  • 赤ちゃんへの影響
    産道感染すると、鵞口瘡(口の中に白いかす状のものができる)をおこすことがある

白い豆腐状のかすのようなおりものが出て、外陰部や腟の強いかゆみがあれば、カンジダ膣炎の可能性があります。

主な原因は真菌というカビの一種で、疲労・ストレスで体調を崩した場合に感染しやすくなります。
また、通気性の悪い下着や衣類をつけている時に感染しやすい傾向があるので、注意が必要です。

細菌性膣炎


  • おりものの状態
    においがきつく、茶色い
  • 原因
    細菌感染
  • 赤ちゃんへの影響
    切迫流産、切迫早産、破水の原因

細菌感染によって膣が炎症を起こした状態を、細菌性膣炎と言います。

この場合、おりものが多くなり、ニオイがきつくなる他、おりものが茶色くなったり、ピンク色の血が混ざったりすることがあります。

細菌性膣炎は、切迫流産・切迫早産・破水の原因となります。

膣トリコモナス症


  • おりものの状態
    黄色い
  • 原因
    セックス
  • 赤ちゃんへの影響
    流産・早産・破水

膣トリコモナス症は、主にセックスによって感染します。
他に、銭湯や便器、寝具などから感染することもあるようですね。

黄色いおりものが出て、外陰部や膣のかゆみをともなうのが特徴です。

淋病


  • おりものの状態
    黄色くてニオイがきつい
  • 原因
    淋菌という細菌
  • 赤ちゃんへの影響
    結膜炎

淋病は、淋菌という細菌が原因です。

黄色くて、ニオイがきつくなり、膿のようなおりものが増えるようですね。
また、ほとんど自覚症状のないこともあります。

分娩時に産道感染すると、赤ちゃんに結膜炎(新生児膿漏眼)をおこすことがあります。

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おりものの異常を防ぐには、清潔にすることが大切

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妊娠トラブルにつながるおりものの異常は、そのほとんどが、細菌の膣内への侵入が原因です。

なので、おりものの異常を防ぐには、「清潔にする」がキーワード
妊娠中は、通気性の良い下着を身につけて、汚れたらこまめに取り替えるましょう。

ただし、清潔にしたいからと言って、石鹸でこすったり、ビデで洗い流したりするのはNG。
膣の中には、体に有害な細菌だけでなく、体を清潔に保ってくれる細菌も同居していて、そういった役に立つ細菌までも洗い流してしまうことになります。
なので、お風呂では、お湯でやさしく洗うのがベターですね。

また、おりものシートはかぶれることがあるので要注意。
かゆみがある時には、産院に相談して下さいね。

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