妊娠中の花粉症|知っておきたい薬と予防のお話

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妊娠してから花粉症になったり、花粉症が悪化していたりしませんか?
妊娠中は体内環境が大きく変わるため、妊娠を機に花粉症になる人や花粉症が悪化する人が多くいます。

もし違和感を覚えたら、花粉症の可能性があるので、直ぐに病院へ行きましょう。
また、妊娠している人は医師に自分が妊娠していることを必ず伝えましょう。


なお、妊娠中に花粉症で悩んだ人の体験記を読みたい人は、次の記事をクリックしてください。


妊娠していても時期によっては花粉症の薬を飲むことが出来ます。

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妊娠中、薬を服用することは慎重になることが前提です。
そのうえで時期と薬の関係についてお話していきます。

妊娠後3週間以内までは、どんな薬を飲んでいても胎児へ影響は出ません。
妊娠が発覚した後、この期間に薬を飲んでいたことが分かっても気にする必要はありません。

これ以降、妊娠4か月くらいまでは注意が必要で、特に4週間~7週間はリスクが高いと言われています。
人での被害報告は無いようですが、薬の影響が残る可能性はあるので服用を避けたほうが良いでしょう。

鼻づまり等の症状に対しては、入浴をしたり、鼻に蒸しタオルを当てたり、マスクをしたり等で凌いでください。
症状が重い場合は点眼・点鼻薬で症状を抑えることになります。

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妊娠8か月以降は赤ちゃんの状態が安定してきますので飲める薬もあります
ただし、妊娠中は市販薬を自分の判断で使うのではなく、医師に相談しましょう。

尚、花粉症の薬を服用している最中に妊娠が発覚したときは、必ず医師に相談し点鼻・点眼薬に変えてもらったほうが良いです。
ただし、あまり神経質になる必要はないようです。





薬以外の治療方法

減感作療法は赤ちゃんに影響はありません。

注射を使った花粉症の治療方法の一つに減感作療法と言われるものがあります。
この方法は、胎児に悪影響は無いと言われています。
万全を期し、妊娠初期に減感作を始めるということは避けるべきです。

しかし、既に減感作を始めている人は妊娠を理由に減感作を辞める必要はありません。
妊娠可能性があり、花粉症に悩んでいる人は妊娠前から減感作を行うなどの対策をしておくと良いです

徐放性ステロイド注射療法

同じ注射を使った治療方法に徐放型ステロイド注射療法というものがあります。
徐放型ステロイド注射療法は副作用の危険性が高く、胎児への安全性はまだ分かっていません。
なので、妊娠期にこの治療法は避けるべきでしょう。

規則正しい生活と食事に注意

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規則正しい生活を送ることで体の免疫を高めることが必要です。
身体を冷やさないようにしつつ、たばこやお酒は控えましょう。

ヨーグルトなどに含まれる乳酸菌を多くとることはアレルギーになりにくい体を作ることにつながります。
また、鼻等の粘膜を強くするためにビタミンAを多くとることも有効です。

外出時の服装

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なるべく肌を出さないような格好で外出することで花粉が体につかないようにします。
マスクや眼鏡、帽子は定番ですね。

髪は帽子の中に入れ、服は花粉を落としやすいツルっとしたものを選びましょう。

室内の環境

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花粉量が比較的少ない朝と夜に換気をしましょう。
窓は閉め切ることが良いですが、換気を全くしないと逆効果です。

掃除機を使って掃除をするとほこりが舞ってしまうため濡れ雑巾を使う方が良いです。
花粉症で寝れないなんてことにならないよう寝室には特に気を使いたいですね。

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