早産・流産の不安と戦った妊娠だった・・。困難を乗り越えたチカの高齢出産体験記(42歳)
ハンドル名:チカ
1972年生まれ。43歳 O型。
夫と息子との三人家族。
36歳で結婚したものの、子どもには恵まれずに40代に突入。もう、子どもはできない、と思った41歳の時にまさかの自然妊娠。ですが、30代前半に受けた子宮頸がんの円錐切除手術により、妊娠4ヶ月目から切迫流産・早産とされ、数ヶ月にわたる絶対安静生活を強いられました。その後、臨月に入り予定日ぴったりに男の子を出産。出産時に出血量が多かったこと、また、長い安静生活からの筋力低下で産後は貧血・むくみに悩まされ、さらに体質も変わったのか、アレルギーによる肌荒れも出てしまいました。が、息子はとにかく可愛く、寝たきりの妊娠生活が辛かった分、息子と楽しく日々を過ごしています。
2015年に初めての出産。今は幸せですが、数々の困難を乗り越えた出産でした
2015年4月。
初産で男の子を予定日ぴったりに出産しました。
その子も今1歳半になり、日々元気に走り回り、かんしゃくを起こし、そして笑って私に幸せを与えてくれています。
けれども、私の妊娠出産は決して…幸せ!と手放しで喜べるものではありませんでした。
高齢出産と子宮頸がん手術の影響から、流産・早産傾向に。数か月間、自宅安静を強いられました
私は32歳の時に子宮頸がんの円錐切除手術をしています。
高齢妊娠と手術により子宮頸管が短いがための切迫流産・早産傾向が強く、妊娠3カ月目の1ヶ月間、そして妊娠5カ月に入った頃から臨月に入るまで、自宅での絶対安静を強いられました。
私の切迫流産・早産では、お腹の張りってほとんど感じられなかったのです。
なのに、子宮頸管は短い。
自覚症状がないのに、1日中寝て過ごさないと行けません(妊娠時の絶対安静とは、食事・トイレ・週に数回の入浴以外はずっと横になっていないといけません)。
家事すらできず、1日家で一人で寝ている日々。
テレビを見てもすぐに飽きてしまい、ベッドに横になったままスマホでSNSを眺める日々。
それが私の妊娠生活でした。
『マタニティライフを楽しもう!』とは真逆でしたし、『ゆっくり休んで』とか『幸せね!』と言われても、心から頷くことはできないくらい、辛かった時期でもありました。
産後は、足がひどくむくんで靴が入らず。さらに貧血が続き鉄剤と増血剤を処方されました
臨月に入ると絶対安静は解除されて外出OKとなりましたが、数ヶ月にわたりまったく動いていないこと、そして、いつ生まれてくるのやら、という恐怖から、結局あまり外出できませんでした。
だからこそ、産後、息子を主人に預けて一人で外出したときの解放感は忘れられません(笑)。
やっと外出できた−!と本当にウキウキしました。
数ヶ月間の絶対安静の影響は、産後やっぱりありました。
筋力が落ちてしまっていたがため、むくみがひどく、産前に履けた靴はまったく入らない状態(^_^;。
そして、出産時、ちょっと出血が多かったこともあり、産後しばらく貧血状態が続き、鉄剤と増血剤を処方されていました。
1カ月くらいすると貧血は改善されました。
産後一番の悩みは肌トラブル。妊娠出産を経験して肌質・体質の変化を実感
産後一番悩んだのは、実は肌トラブル。
なぜか右手の甲と右膝下だけ、乾燥によるものなのか湿疹ができるようになったのです。
それまで湿疹などできたことがほとんどなかったので、ビックリ。
結局、皮膚科にお世話になり、お薬で改善していますが、この夏はじめて紫外線アレルギーからの湿疹ができるようになり、妊娠出産を機に肌質・体質も変わってしまったのか…と痛感しています。
産後一年半。
なかなか体重も元には戻らず(産前+3㎏が減りません…)、体のトラブルも抱えてはいますが。息子は本当に可愛くて仕方ありません。
人生で一番幸せだと、今の私は自信を持って言うことができます。
(でも、あんな辛い妊娠期間はもう経験したくありませんけれどもね)