母乳はママの血液からつくられる。気をつけたい食事のポイントは?

母乳は、ビタミンやミネラルなど赤ちゃんに必要な栄養素がバランスよく含まれている「完全栄養食」です。

ママの食べたものが血液になり母乳に変化するので、妊娠中から食事バランスを整えることは母乳にとっても大切なことなのです。


スクリーンショット 2015-12-22 20.26.10監修:一般社団法人NS Labo(栄養サポート研究所)
代表理事 岡田明子

全国500名の栄養士、管理栄養士をサービスパートナーとして、健康事業のコンサルティング、セールスサポート、講演、研修、執筆などの健康事業の企業サポートとヘルスケア分野で活躍できる人材育成を行っている。
HP:http://ns-labo.jp/
ブログ:http://ameblo.jp/dietician-aki/


コレステロールに注意しましょう

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母乳は、血液でできているので血中のコレステロールが高まると、血液とともに母乳もドロドロになってしまいます。
母乳に粘り気が出ると流れが悪くなり、乳腺が詰まって乳腺炎になってしまいます。

そのため、血液中のコレステロールを増やす脂っぽい食べ物や消化の悪い食事は乳腺炎の原因になるので、食べ過ぎには注意しましょう。

特に乳製品や揚げ物などは注意が必要です。
高コレステロールのお肉は、脂肪分の少ない部位(鶏ササミ肉、鶏むね肉、ヒレ肉など)を選びましょう。





野菜を積極的に

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母乳には、ごぼう、れんこん、にんじん、大根などの根菜類が良いといわれています。

さらに母乳をサラサラにして、分泌を良くしてくれる海藻類、緑黄色野菜や魚などもおすすめです。
血流を促進して母乳の質を高める豆腐などの大豆製品もとり入れましょう。

メニューとしては、煮物や野菜を中心とした和食がおすすめです。
根菜たっぷりの筑前煮、野菜をたっぷり使用した具だくさんのお味噌汁、お赤飯、湯豆腐、切干大根、五目豆、青菜のお浸しなどがおすすめです。
また、一度にたくさんの野菜が食べられるお鍋もおすすめです。

スイーツは控えめに

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糖分や脂防が多いスイーツ類は控えて欲しいところです。

一方で、我慢をしてストレスがたまり過ぎるのは、胎児に良くありません。
どうしても食べたい場合は、クリームたっぷりの洋菓子より和菓子にしましょう。

水分の摂り方にも注意して

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また、水分が不足すると食事に気を付けていても血液がドロドロになり、母乳も詰まりやすくなります。
そのため、妊娠中からこまめに水分を補給する習慣をつけておきましょう。

その際、冷たい水やお茶、ジュースよりも、白湯や温かいお茶(カフェインレスのもの)がおすすめです。
特にゴボウ茶やたんぽぽ茶などは血行を良くしてくれて、乳腺炎の予防にも効果的です。

出産後すぐに母乳育児が始まりますので、妊娠中から母乳によい食事を心がけていきましょう。


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