つわりの時期の食事はどうする?
つわりの原因は諸説ありますが、赤ちゃんがスクスク育っている証拠でもあります。
つわりの症状は、胃もたれ、食欲不振、吐き気など人によって様々。
早い人では妊娠2ヶ月目(妊娠4~7週)から始まります。
つわりのピークは妊娠3ヶ月目(妊娠8~11週)で、この時期はママがメンタル面でも辛くなる時期と重なりやすいので周囲のケアも必要となってきます。
つわりは、妊娠4ヶ月目にあたる妊娠16週くらいまでに終わるのが一般的ですが、出産直前まで続くケースもあります。
代表理事 岡田明子
全国500名の栄養士、管理栄養士をサービスパートナーとして、健康事業のコンサルティング、セールスサポート、講演、研修、執筆などの健康事業の企業サポートとヘルスケア分野で活躍できる人材育成を行っている。
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水分補給をしっかりと
つわりの時期は食事が思うように摂れません。
全く食べられないつわりから、食べないと気持ち悪い、特定のものしか食べられないなど様々です。
食べないと赤ちゃんに影響があるのでは?と心配になりますが、無理に食べようと思わず、食べられるものを少しづつ摂ればこの時期は大丈夫です。
だからと言って塩分の多いものや甘いものに偏ってしまうのは禁物。
血圧が上がったり、尿に糖が下りてしまうなどのリスクがありますので気を付けましょう。
食欲がなくても脱水症状を避けるために水分はしっかりと補給しましょう。
まれに水分も受けつけない、水すら吐いてしまうという時は、お医者さまに相談しましょう。
水分が摂れない事でつわりの症状を悪化させてしまう事もあります。
症状別の食事方法
食べづわり
何か口にしないと気持ちわるい時は、低カロリーでビタミンや水分もとれる野菜を活用しましょう。
きゅうりや大根、人参などをスティック状に切って常備しておき食べられるときにつまむのもおすすめ。
口の中をサッパリさせたい時はレモンがおすすめです。そのまま食べたり、レモンの絞り汁とはちみつにお湯を注ぎレモネードにするのもよいでしょう。
また温かいものを飲むと胃が落ち着きますので、ノンカフェインの温かい麦茶や白湯を飲むのもおすすめです。
食欲不振
食欲がない時は、水分補給を心がけ食べられるものを食べられる時に摂取し、のんびり過ごすことも大切です。
喉ごしのよいゼリーや凍らせた果物など色々試してみましょう。
梅干しには、胃腸の働きを活発にし食欲増進の効果もあります。
1日1個を目安にご飯と一緒に食べるのもよいでしょう。
胃もたれ、吐き気
バナナには、つわりを軽減するといわれているビタミンB6が含まれ、エネルギー補給にもなります。
そのまま食べたり、ミキサーにかけてジュースにして摂るのもよいでしょう。
レモンやトマト、梅干しなどの酸っぱいものに含まれるクエン酸は胃のむかつきや吐き気を抑える効果があります。
妊娠悪阻
通常のつわりの症状を超えて病的な状態になってしまうのが「妊娠悪阻」です。
- 水分も口にできない
- めまいや頭痛がする
- 吐いたものに胆汁や血液が混じることがある
- 尿回数が少ない
などの症状が出た時は早めに受診しましょう。
つわりは母親になるための最初のハードルですが、赤ちゃんが元気に育っている証でもありますので、無理をせずゆったりと過ごしてこの時期を乗り切りましょう。
妊娠中の食事 5か条とは?(戻る)