妊娠中の辛い頻尿 | 覚えておきたい3つの原因と対策!
妊娠中に、何度もトイレに行ったり、夜間のトイレで睡眠不足になったり・・・
妊娠中の頻尿は重要な問題です。
そんな辛い妊娠中の頻尿はせめて軽い症状にとどめたいものです。
その原因と対策を知り、辛い妊娠中の頻尿を軽減しましょう!
妊娠中の頻尿。3つの原因とは
子宮が大きくなり膀胱が圧迫されてしまう!?
妊娠すると、子宮は大きくなっていきます。
赤ちゃんが育つ子宮は膀胱の裏側にあるのですが、この膀胱が子宮に圧迫されていってしまいます。
すると、膀胱内の尿を貯蓄する部分が狭くなっていき頻繁に尿意を感じてしまうのです。
腎機能が活発に
妊娠すると血液等の体液が一気に増加します。
体内の水分が増えるため、新陳代謝に関わる腎臓の機能が活発化します。
腎臓の血流量が多くなり、代謝が良くなっていくと尿が排出されやすくなっていき、結果として尿量もふえてしまうのです。
ホルモンの影響も
妊娠中はさまざまなホルモンが体内で分泌されます。
その中には膀胱や子宮等の筋肉を緩めるホルモンも存在します。
すると、尿道の筋肉も緩み頻尿や尿漏れを起こしてしまうのです。
妊娠中の頻尿対策。3つ!
妊娠中の頻尿は生理現象によるところが大きく、原因を直接処置する対処方法はありません。
しかし、辛すぎる症状を少し改善する方法はあります。
少しだけ気を使い、ちょっとだけでも軽快な日常をおくれるように対処方法を挙げていきます。
身体を冷やさないようにする。
妊娠中に限定されることではありませんが、身体が冷えるとトイレが近くなってしまいます。
冷たい飲み物を飲みすぎないようにしたり、厚い靴下を履いたり、お風呂で身体を芯から温めることが効果的です。
特にお腹周りを冷やさないようにすることがおススメで、腹帯やはらまきといったものが便利です。
利尿作用のある飲み物を避ける
これも妊娠中に限られた話ではないですけれど、コーヒーや紅茶などの飲みものは利尿作用があります。
頻尿に悩んでいる場合、こういった利尿作用のある飲み物を飲むのは避けたほうが良いでしょう。
また、夜中の頻尿にお悩みの方は夕方以降水分をとることを控えると良いです。
前かがみで回数を減らそう
一回一回の排出する総量を増やすというのも大事です。
おしっこをし終えた後、少しの間前かがみの姿勢をとり続けます。
すると膀胱内にたまった尿を全て出し切れるようです。
一回一回の残尿が無くなれば、トイレに行く回数は減るでしょう。
妊娠中の頻尿と膀胱炎の危険性
排尿時、鋭い痛みやひどい残尿感がある場合は膀胱炎の可能性があります。
膀胱炎は進行してしまうと腎臓まで炎症が広がってしまい、高熱を出すことになってしまいます。
尿意は我慢しすぎると、このような膀胱炎になってしまうことがあるので我慢しないようにしましょう。
痛みやひどい残尿感がある場合はすぐ医師に相談しましょう。
妊娠中の頻尿はいつ始まって、いつまで続くの?
妊娠中の頻尿は妊娠16週辺りまでの妊娠初期と妊娠28週頃以降の妊娠後期によく見られます。
個人差があり、妊娠初期なのに頻尿に悩んでいないという場合は異常事態ではありません。
安心してください。
一方、妊娠中期に頻尿に悩んでいるママはご注意してください。
医師に相談することをお勧めします。
また、産後は頻尿がおさまるママが多いです。