つりやすい妊婦さんの足・・あなただけじゃないですよ。
妊婦さんには悩みや心配って色々ありますよね。
「足がつって痛い・辛い・眠い」のお悩みは、実はとっても多いのです。
そう、あなただけじゃないんですよ。
予防するには日頃から体を動かし血流をよくしたり、こまめな水分補給が大切です。
そして、辛い時は我慢せず、お医者さんに相談しましょうね。
妊婦さんの足がつるのはなぜ?
足がつるのはこむら返りとも呼ばれ、原因は実はよくわからないのです。
考えられるのは、ビタミンB1やカルシウムの不足や、疲れ、運動不足とも言われます。
特に多くなるのは妊娠中期以降で、体重増加による筋肉の負担と血流が悪くなるのも一因のようです。
どうすれば治るの?
足がつってしまったら、まずは片手でけいれんしている足の膝をおさえて、もう片方の手で足の指を上向きにゆっくり曲げてみて下さい。
つま先をスネの方に近づける様にすると、ふくらはぎが伸びて痛みが治まる事が多いです。
けいれんが治まってからゆっくりストレッチするのも効果的ですよ。
気をつけて欲しいのは、必ずけいれんが治まってから行うという事です。
けいれんしている最中に無理にストレッチすると、むしろ筋肉を痛めてしまい、再びけいれんを起こしやすくなってしまいます。
そして、痛みが治まったら足湯などで足を温めるのも効果的で、いい気持ちです。
ただ、足がつるのは早朝や夜中だったりするケースが多いので、足湯が難しければ毛布等でふくらはぎを温めるだけでもリラックスできますよ。
妊婦さんの足つり予防法
適度な運動
適度な運動は下半身の血流がよくなり、筋肉に疲労物質がたまるのを防ぎます。
やりすぎない程度に日頃からストレッチをするのがグットです。
また足を優しくマッサージして血流を促すと浮腫み防止にもなり、こむら返りを予防します。
適切な水分補給
体内の水分が不足すると足がつりやすくなってしまいます。
妊娠中の水分は喉が渇く前にこまめにとりましょう。
妊婦さんは妊娠前と比べて、体内の水分量・血液量が1・5倍程度も必要になんですよ。
妊娠中は汗をかきやすく呼吸量も増えるので、息から水分が蒸発しやすくなります。
手足がむくむし、トイレが近いから・・・と水分を控えたりしないで下さいね。
腹帯や食べ物で予防
妊娠中は下半身の血行が悪くなりやすく、赤ちゃんがいることで骨盤が広げられて緩みます。
このこともこむら返りの原因と考えられていて、腹帯などで歪んだ骨盤を整える事も有効とされています。
また食べ物も重要で、ミネラル特にマグネシウム不足も原因になるので、干しワカメ、かぼちゃ、アーモンド、ひじき、しらす、なまこなどたくさん食べるようにしたいですね。
お布団にも気をつけて
こむら返りは夜間や朝方におこるケースが多いため、妊婦さんには特に辛いですよね。
原因の一つとして、布団の重みで膝が伸び、足が下向きになる事でふくらはぎが緊張して起こりやすくなるようです。
対策としては、軽い布団に変えたり、膝の下に枕を入れて少し膝を曲げて眠るようにするのがいいでしょう。
足がつる人のための漢方薬あります。
足がつる人のための漢方薬があります。
それが芍薬甘草湯です。
寝る前や運動をする前に飲むと、こむら返りの予防になります。
痛くなってから飲んでも10分ほどで痛みが楽になるそうです。
ただし、漢方とはいえれっきとしたお薬ですから、お医者さんに処方してもらいましょう。
痛みや辛さを和らげて、この時期をのりきりましょうね。