予定帝王切開で出産しました
ハンドル名:りんこりん
1977年生まれ 39歳 AB型 子供1人の3人家族
24歳で結婚し、15年後に自然妊娠。
妊娠中は高齢出産のリスクを調べる日々でネット検索魔になっていました。
また、最新の出生前診断を受けに飛行機に乗って大阪まで胎児ドッグにも行ったりも。
子供は3240gと大きな子でしたが出産直後、無呼吸発作の為NICUへ入院する事になってしまい酸素ケースごしにしか見れない娘が心配でしょうがなかったです。
退院後、娘はスクスク元気に育っており我が子に出会えた幸せを毎日感じています。
10日間の入院スケジュールでした
帝王切開での出産スケジュールは10日間で普通分娩の方よりも入院期間が長いんです。
- 1日目 手術前日 手術の説明や採血・除毛
- 2日目 手術当日 帝王切開手術
- 3日目 産後1日目 癒着防止歩行
- 4日目 産後2日目 赤ちゃんと同室始まる
- 5日目 産後3~6日目 産後指導
- 8日目 産後7日目 抜糸
- 10日目 産後9日目 退院
驚きなのは手術翌日にはベットから降りて歩かされるという事。
無理だと思うかもしれませんが、私も点滴や尿管をつけたまま痛みをこらえながら歩きました。
新生児室まで行けば赤ちゃんに会える!と思えば頑張れちゃうんですね。
今となって思いますが、やはり母は強し!!
麻酔は腰椎麻酔で意識があります
当日、手術室への移動前に麻酔の効きを良くする為の筋肉注射をするのですがこれがとにかく痛かったです。
悲鳴をあげてる私に看護師さんも「今回の手術でこの注射が一番痛いです」と。
この注射で意識が朦朧とする事があるとのことで車イスで手術室へむかいました。
手術室に着いて手術台へあがると看護師さんが尿管カテーテルをいれる処置をし、麻酔医から麻酔の説明がありました。
手術の際には脊髄くも膜下麻酔(腰椎麻酔)をしたので意識はありますが胸から下の感覚がなくなります。
麻酔も終わり、いよいよ帝王切開手術が始まるとなったら急に怖くなって不安になりました。
そんな私の表情をみて手術中は麻酔医がずっと話しかけてくれたのがとてもありがたかったです。
出産後に知ったのですが、帝王切開でも夫立ち合い可能な病院もあるそうでそういう病院だったら良かったのになぁと思いました。
帝王切開で赤ちゃんの産まれる瞬間
手術が始まると胸から下は布で隠れているので見えません。
カチャカチャした音と執刀医や看護師達の声、医療機器の音はしっかりと聞こえます。
麻酔医が
「そろそろお腹を押されるような感じになるので赤ちゃんが出ますよ」
と教えてくれました。
すると、まるでお腹の上に人が乗っかっているぐらいの重さでグイグイ押され始めました。
あまりの強さに「ヴッ!」と声が出てしまう程でした。
しばらく押されていてふっと軽くなった後「生まれましたよ」と先生が教えてくれました。
産声が全然聞こえないので心配に思っていたら、しばらくして遠くから「ウギャー!」と元気な声が聞こえてホッとしました。
後から聞いたところ、この時は肺の中の羊水がなかなか出なくて吸い出す処置をしていたそうです。
その後、看護師さんが赤ちゃんを見せに来てくれたのですが、ほんの数秒顔を見れただけで赤ちゃんは家族が待つ待合いに行ってしまい正直どんな顔かよくわかりませんでした。
手術にかかった時間ですが、私の場合卵巣嚢腫の摘出も同時に行ったので2時間半程でした。
最初は「まだかな?」と思って不安だったので長く感じましたが、産まれてからの後産処置や卵巣手術の時間が殆どだったと思います。
出産後のカンガルーケア
手術後、病室に戻ってから薬の影響か私はいつのまにか眠りについていました。
目が覚めてから看護師さんがカンガルケアーをするか聞きに来ました。
特にパースプランなどをたてていなかったし、希望していなかったのですがカンガルーケアをすると母親の常在菌が赤ちゃん移って免疫の為も良いんだそうです。
生まれた直後に一瞬しか顔が見れなかったのでとにかく赤ちゃんが見たくてカンガルーケアをお願いしました。
帝王切開術後の麻酔の影響もあり私はベット上でほとんど動けなかったのでカンガルーケアは看護師さんが全てセッティングしてくれました。
胸の上に乗った赤ちゃんは小さく頼りない感じでモゾモゾと動いていました。
なかなかおっぱいに辿り着かないので看護師さんがおっぱいを咥えさせてくれたのですがなかなかうまくいかず、、、。
何度かチャレンジしてもらいやっと吸い付いてくれたところで終了。
この時、「この子が私の子なんだなぁ」と初めて実感したように思います。