産後の貧血は、赤ちゃんのお世話の支障になることも
普段から貧血気味のママ、妊娠してから貧血になってしまったママにとっては、産後の貧血が心配かもしれませんね。
私の場合は、妊娠中からひどくて、赤血球の値が通常の人の半分くらいになっていました。
でも、結局「時間が解決するのを待つしかないですね」と先生に言われただけ。
産後も、貧血が原因で常に息苦しかった・・・というくらいひどかったですね。
でも、結局、産後数ヶ月経った頃に、気がついたら治っていた・・・感じです。
産後の貧血の症状は?
母乳の出方が悪くなります
産後に貧血になると、母乳の出が悪くなります。
なぜなら、母乳は血液から作られるからです。
母乳の原料となる血液が少なくなれば、その分母乳もすくなるというわけですね。
私は貧血で悩まされたこともあって、母乳の出が悪かったですね。
赤ちゃんは、かなりの部分、粉ミルクに頼りました。
体力が低下します
血液は、人間が活動する上で必要な酸素を全身に運ぶ役割があります。
そのため、貧血になると体力が低下してしまいます。
産後の赤ちゃんのお世話は、昼夜を問いませんよね。
さらに慣れない抱っこや沐浴、授乳と、体への負荷も大きいです。
私は赤ちゃんのお世話中でもすぐに息切れしてしまって大変でした。
産後の貧血の原因は?
産後に貧血になってしまう原因はいくつか考えられます。
まず、妊娠中の貧血が改善しないケース。
妊娠中は、赤ちゃんに血液が送られる関係で、体内の血液が薄まります。
そのため赤血球の濃さが、とても薄くなってしまうんですね。
さらに、出産時には、ママは大量に出血をします。
大体、出産時には200mLくらいの出血があると言われていて、その量は母体の血液の15%以上になります。
また、母乳は血液を原料にして作られますから、授乳中のママは常に自分の血液を使って授乳しているのと同じ状態に。
そのため、体内の鉄分が不足しやすいわけです。
産後の貧血を改善するには?
基本は、食事での貧血改善です
産後の貧血を改善するには、鉄分が多い食材を摂ることが大切ですね。
ひじき、肉や魚の赤身、納豆や高野豆腐といった大豆製品、ホウレンソウや小松菜などの緑黄色野菜が大切です。
産後は、それまでの数倍の鉄分が必要と言われています。
まずは、しっかりと食事で鉄分を摂ることがポイントです。
その他の改善方法
また、緑茶やコーヒーは鉄分の吸収を妨げるとも言われています。
食後にお茶を飲むときには、緑茶とコーヒーは避けましょう。
また、鉄分を食事で摂ることが必要なように、栄養バランスはとても大切。
貧血の症状のある人は、産後のダイエットは絶対にやめましょう。
なお、食事を改善してもよくならない場合は、病院で鉄剤を処方してもらうのがベターです。