産褥体操は、いつからやれば良い?どんな効果が?
産褥運動は、産後のママの体を回復させる上で大切な運動です。
でも、「産後すぐに産褥運動をしなかったけど大丈夫かな…」と不安になっている人もいますよね。
たしかに産後すぐに産褥運動をしないと、産後のママの体の回復は遅れてしまうかもしれません。
しかし出産直後ではなく、しばらく経ってから始めてもママの体調が良くなり、日常生活がずっと楽になるという効果はあります。
ここでは、産褥運動の効果やそのやり方について書いていきます。
産褥体操はいつから始めるのがベスト?
普通分娩の場合は、赤ちゃんが生まれてすぐに産褥運動ができる場合も
普通分娩の場合は、医師の許可が出れば出産したその日から始めることができるようです。
産褥運動の中には寝ながらできるものもあるので、許可が出たら無理のない範囲で少しずつ始めていきましょう。
帝王切開の場合は、産後少し間を開けてから産褥運動をしましょう
帝王切開の場合は、メスを入れて手術をしますね。
そのため、産褥運動は普通分娩の人よりも遅く行うほうが良いそうです。
具体的に何日目から始めれば良いかは、術後の様子によって変わるので、医師に相談しましょう。
産褥運動は、産後すぐに始めなくても効果はあります!
病院で出産した場合は、その後の入院中のメニューに産褥運動が入っていることが多いようです。
でも中には自宅で助産師さんに取り上げてもらった人のように、病院で産褥運動をする機会がなかった人もいますよね。
産後すぐに産褥運動を始めなかった人でも、今から運動を始めれば問題ありません。
これまで産褥運動をしてこなくて体の調子があまりよくならなかったママも、これから適度な運動を始めれば体が今までよりもずっと楽になりますよ。
産褥体操はどんな効果があるの?
産褥体操には、産後のママの体や生活を楽にする5つの効果があります。
それは、以下の通りです。
- 筋肉の回復
- 子宮の回復
- 骨盤底筋の強化
- 血行促進
- 痩せやすくなる
筋肉の回復
妊娠を経て、ママの体の筋肉は衰えてしまっています。
このままだと、日常生活への復帰は難しいです。
産褥体操をすることで筋肉を少しでも早く取り戻し、日常生活への復帰を早くすることができます。
子宮の回復
産後は子宮のトラブルに悩むママも多いです。
しかし産後に適度に運動をすることによって、悪露が出やすくなり子宮も元の大きさに戻るのが早くなるので、子宮のトラブルもあまり発生しなくなります。
骨盤底筋の強化
産褥運動で骨盤底筋を強くすることができます。
骨盤底筋が強くなると、尿漏れや便漏れ、便秘の予防になります。
血行促進
産褥運動は、血行を良くしてくれます。
血行が良くなると腰痛などの痛みの予防になるので、家事や育児がスムーズにできるようになります。
また、むくみの解消にもなりますよ。
痩せやすくなる
産後はどうしてもお腹のお肉が緩んでしまいます。
産後に産褥運動をすることでお腹の筋肉に刺激を与えましょう。
そうすることで、脂肪がお腹に定着してしまうことを防げます。
産褥体操は、体に無理のないやり方で始めましょう。
産褥運動に、決まったやり方はありません。
激しい運動は必要なく、呼吸法のようにほとんど動かずにできるものもあります。
また寝たまま頭を起こしたり、つま先を動かしたりする方法もあります。
産後すぐはこれらのような軽い運動を1日に10分ほど行い、徐々に様々な方法を試すと良いでしょう。
病院やクリニックのHPに詳しいやり方が書いてあるので、参考にしてみてください。