産後の引き締めに重要なキーワードは骨盤と筋力アップ!
無事に出産を終えてパンパンだったお腹を見てみると、アレッ、想像していたのとは違う!
あんまりへこんでない~なんて思いませんでしたか?
時間をかけて大きくなった子宮やお腹の皮膚はすぐには縮まないですし、赤ちゃんを守るためについた脂肪もなくなりません。
でも、できるだけ早く元の体形に戻りたいですよね。
産後半年までが引き締めに効果的、ともいわれていますが、実際はどうなんでしょう。
産後の身体がどういう状態で、効果のある引き締め方法は?
とても気になったので調べてみました!
出産後、まだ太って見えるのはなぜ?
一体どうしてなんでしょう。
ポッコリお腹の原因は赤ちゃんのため
また、伸びてしまったお腹の皮膚もすぐにはもどらず、たるみとなって現れてしまうのです。
赤ちゃんを守るために、脂肪や、水分、血液なども増加。
でも、母乳を作り出すためにこれらは必要なものですよね。
出産後のふっくらさは、赤ちゃんを育てていくための余力なんです。
緩ませるホルモン「リラキシン」の影響のため
妊娠中は、卵巣から「リラキシン」というホルモンがたくさん分泌されます。
このホルモンは、出産をスムーズに行うため、全身の靭帯を緩ませます。
この「リラキシン」は出産後数か月は体に影響を与えるようです。
骨盤のズレやゆがみのため
赤ちゃんが産道を通りやすくすくために、全身の靭帯を緩ませるホルモン「リラキシン」。
このホルモンの影響で、骨盤も歪みやすく、姿勢も悪くなりがちです。
妊娠中はお腹が大きく、どうしても後ろに反りがちです。
そのため、骨盤が前傾しやすくなり、お尻に力が入りにくくなり筋力が落ちてしまいます。
このようなことにより、お尻が広がって大きく、垂れて見えてしまうんです。
運動不足などで筋力が低下するため
妊娠中は赤ちゃんに栄養を与えるので、ママの筋肉も衰えがちです。
また、出産後はしばらく外出を控えるなど、身体を動かす機会は激減します。
そのため筋力が低下し、身体がたるんで見えたり、代謝も落ちたりします。
結果、産前産後の身体は太りやすくなってしまうのです。
産後の引き締めを始めるのに適した時期
産後1か月くらいまでを、産褥期と言います。
これは、出産でダメージを受けた身体が、修復して妊娠前に戻ろうとする大事な時期です。
ですので、産褥期は身体を休める事に専念しましょう。
骨盤も柔らかくする、リラキシンというホルモンは産後半年くらいまで影響があります。
そのため、ズレや歪んでしまった骨盤も矯正しやすいのです。
産後の引き締めは2か月から6か月まで、と言われているのはこのためなんです。
けれど、半年を過ぎても諦めることありません、気づいた時からでもはじめましょう。
産後引き締めに効果的な方法
では、産後の引き締めってどんなことをしたらいいのでしょう。
赤ちゃんもいるし、外出が多かったり、器具を使うのってハードル高いですよね。
でも、意外と簡単、普段の生活の中でできるものが多いんですよ。
筋肉をバランスよく鍛える
妊娠中、とくにお腹が大きくなってくると、姿勢も悪くなりがちです。
例えば、お腹が反ってしまったり、横座りをしてしまったりして、左右前後、どちらかに体重をかけてしまいます。
このため、使われる筋肉が偏り、弱ってくる部分もでてくるのです。
バランスが悪くなってしまった筋肉をバランス鍛えることが引き締めにつながるのです。
骨盤や姿勢に関する筋肉は「インナーマッスル」と呼ばれています。
このインナーマッスルを鍛える方法は、軽い負荷の有酸素運動が効果的とされています。
具体的には、ウォーキングやランニング、水泳・ヨガなどもオススメのようです。
赤ちゃんを連れてお散歩などはもってこいですね。
関節の柔軟性を高める
筋肉を鍛えることも大事です。
でもバランスが悪い、負担がかかっている筋肉は、いつも緊張状態にあります。
緊張状態で硬くなってしまうと、関節の動く範囲が狭くなることもあるそうです。
ですので、ストレッチなどによって関節の可動域を広げたり、整体などで身体を整えてもらうのもおすすめです。
姿勢を良くする
バランスが悪い筋肉と、固くなってしまった関節の身体だと、どうしても姿勢が悪くなってしまいます。
普段の姿勢を良くしましょう、と言われても自分では気づかないかもしれません。
でも、立っている時に同じほうにばかり重心をかけていたり、赤ちゃんを抱えるのはいつも右の方、なんてことありませんか?
ちょっと振り返ってみると、思い当たることがあるかもしれません。
例えば、重いものを左右交互に持つ。
授乳クッションを使うようにして、前かがみにならない。
横座り、足を組まないようにする。
など、日常の生活で同じほうにばかり負担がかからない様に心がける事が大事なんです。
産後の引き締めには、普段の生活が大事
産後の引き締めって、はじめダイエットとのことかと思っていたんです。
でも、妊娠中に増えた体重は、産後の育児や母乳などで消費するために大事なエネルギー源。
開いた骨盤をすぐに元に戻さねば、と不安をあおるような言葉もあるようです。
確かに、腰痛やバランスを元に戻すために、骨盤矯正ベルトや整体を補助的に使うことも良いと思います。
また、妊娠線予防や引き締めに効果のあるクリームもあります。
以下に挙げましたので、参考にしてみてくださいね。
産後の引き締めで一番大切なことは、「正しい姿勢を保ち、身体をバランスよく使う」こと。
これらを並行して、生活のなかに取り入れていくことを心がけていきたいですね。