産後の下痢に悩む人必見！5つの原因と4つの対処法

産後の下痢の症状に悩む人は、実はたくさんいます。
「1日に何回もトイレに行かなきゃいけないから、仕事にならない…」という人も。

でも家事や育児、仕事で忙しいママにとって、下痢で病院に行くのは面倒ですよね？

ここでは、産後に下痢になりやすい原因や家でできる対処法について書いていきます。

「赤ちゃんを産むまで下痢になったことがない」という人でも、産後は下痢になってしまう人が多いようです。
こうした産後の下痢には、5つの原因があります。

下痢の原因には、水分の摂りすぎがあります。

特に母乳で育児をしているママは、赤ちゃんに自分の水分をあげている状態です。
そのためママの体の水分がなくなって便秘になることを恐れ、過剰に水分を摂取してしまうことも。

そしてそれが原因となって、下痢になってしまうのです。

またこれがひどくなると、過敏性（かびんせい）大腸炎になることもあります。
過敏性大腸炎になると、下痢もしくは便秘が続いたり、それらが交互にやってきたりするそうです。

産後は、以前と比べて消化機能が弱っています。
そのため、下痢になりやすい体質になっていると言えます。

また育児や家事で時間がないからと言って、短時間で食事を済ませていませんか？
そうすると、消化機能の弱ったママの体ではすぐに下痢になってしまいます。

産後は、どうしてもストレスがたまりがちになってしまいます。
そうすると、体の機能を調節する自律神経に悪影響が出ます。

自律神経の乱れは体温調節に影響し、体が冷えやすくなることにつながります。
このせいで、下痢が起こりやすくなっているのです。

産後は、骨盤底筋が損傷している可能性も。
骨盤底筋は骨盤のあたりにある筋肉で、腸や子宮など様々な臓器を支えています。

骨盤底筋は妊娠中、重い子宮を支えていることで損傷します。
この骨盤底筋が損傷していると肛門の動きが鈍くなってしまい、下痢や便漏れにつながってしまいます。

下痢に腹痛が伴っている場合は注意が必要です。
この場合はただの下痢ではなく、感染症などにかかっている可能性もあるので、病院に行くことをおすすめします。

腹痛以外に血便や嘔吐、発熱がある場合も同様の可能性があるので、すぐに病院に行きましょう。

産後に腹痛がするからといって、それが必ずしも下痢につながるわけではありません。

産後にひどい生理痛のような痛みが起こる場合は、「後陣痛」の可能性が高いです。
これは大きくなった子宮が元に戻るときにおこる痛みで、下痢とは関係がありません。

産後の下痢を治すあるいは予防するためには、4つのポイントがあります。
これらの対処・予防法は家でできることなので、ぜひ試してください。

下痢を抑えるためには、出産で弱った骨盤底筋を鍛えましょう。

骨盤底筋を鍛えるには、肛門をきゅっとしめて、そのまま5秒間キープしてください。
これを1日30回を目安に行うと、下痢対策になります。

自律神経をきちんと働かせ、体の機能を正常化するには、何よりもストレスをためないことが重要です。

パパに家事を代わってもらったり、おばあちゃんの助けを借りたりして、少しでもリラックスできる時間を作りましょう。
ママの体調が悪いと、赤ちゃんも心配してしまうので、ストレスをためないことも仕事の一つだと思ってください。

ママの体をしっかりと温めることが重要です。

産後のママの体は体温調節があまり上手にできません。
なので少しでも寒いと感じたら着込めるように、外出先には常に羽織れるものを携帯しましょう。

食事に気を使うことで、下痢を抑えることができます。

おかゆなどの消化に良いものや、ヨーグルトなどの発酵食品を食べると良いです。

一方、揚げ物などの消化に悪いものは避けるようにしましょう。
また唐辛子や炭酸飲料など、胃に刺激を与えるものも避けてください。

普段の食生活を見直すことで、下痢を治すことができるでしょう。