妊娠したらカフェインは禁止?コーヒー好きのママ必見です!
「妊娠したママがカフェインを摂取しちゃいけないって本当?」と思ったことはありませんか。
コーヒーや紅茶が好きだったら、妊娠したからといって我慢するなんてとても辛いかもしれませんね。
確かに妊娠したら、ママのカフェイン摂取が赤ちゃんに悪影響を与える可能性はあります。
しかし、コーヒーや紅茶を全て断ち切る必要はありません。
なぜなら1日に許容される摂取量を守れば、赤ちゃんへの影響は少ないからです。
この記事では、カフェインが赤ちゃんに与える影響や、ママがどのくらいまでカフェインを摂取していいのかなどについて紹介します。
妊娠したママはカフェインの摂取を控えましょう
カフェインには2つの効果があります。
まず、興奮作用です。
カフェインを摂取すると興奮状態になり、眠れなくなりますよね。
ママがカフェインを摂取すると、胎盤を通して赤ちゃんも摂取してしまいます。
大人はカフェインを摂取しても、肝臓ですばやく分解できます。
赤ちゃんはカフェインの分解に大人の20倍もの時間がかかるので、カフェインの効果を受けやすいのです。
そのためママのカフェイン摂取は、赤ちゃんが眠れなくなったり発育が遅れたりする原因になるかもしれません。
次に、血管収縮作用です。
赤ちゃんはママの血管を通して酸素を得ています。
ママがカフェインを摂取すると、血管が細くなってしまい、赤ちゃんが酸素を補給できなくなる可能性があります。
世界の様々な機関が、妊娠したらカフェイン摂取を控えるように勧告しています
世界保健機関
世界保健機関によると、2001年の段階でカフェインの胎児への影響はまだ確定していません。
しかし、妊婦はコーヒーを1日3~4杯以上飲むべきではない、としています。
イギリス食品基準庁
2008年に英国食品基準庁は、ママがカフェインを摂りすぎると、生まれてくる赤ちゃんが低体重になる可能性が高くなると公表しました。
また、赤ちゃんが将来すくすくと育たなくなる可能性もあると発表しています。
さらに、ママは1日当たりのカフェイン摂取量を200㎎(コーヒーをマグカップで2杯くらい)に抑えるべきとしています。
加えて、高濃度のカフェインを摂取することは流産につながるかもしれないと言っています。
カナダ保健省
カナダ保健省はカフェインの過剰摂取は不眠症や頭痛、脱水症等を引き起こすとしています。
そのため、ママは注意をするよう勧告しています。
また妊娠前後の女性は、1日300㎎(コーヒーをマグカップで約2~3杯)までに抑えるべきと発表しました。
オーストリア保健・食品安全局
オーストリア保健・食品安全局は2010年に、ママに対してカフェインを一日に300mg以上摂取しないように勧告しています。
カフェインをコップ何杯分摂るとダメなの?
厚生労働省の食品安全委員会によると、飲み物100mlあたりのカフェイン含有量は以下の通りとなっています。
また、ママの1日のカフェイン摂取量は300㎎までとしている機関が多いので、300㎎に達するのはコップ何杯くらいかも知っておきましょう。
種類 | mg/100ml | 300㎎まで |
---|---|---|
コーヒー | 60mg | 2~3杯 |
インスタントコーヒー | 57mg | 2~3杯 |
紅茶 | 30mg | 4~5杯 |
煎茶 | 20mg | 7~8杯 |
お茶やコーヒーは一滴も飲んじゃダメなの?
確かにお茶やコーヒーにはカフェインが含まれています。
しかし同時に、お茶やコーヒーには気持ちを落ち着ける作用があります。
また妊娠期間中はストレスがたまるので、お茶やコーヒーを断ってしまうとストレスの原因になる可能性があります。
ストレスは赤ちゃんに悪影響を与えるかもしれません。
上記の表を見て、1日のコーヒーやお茶の摂取量を決めて適度に飲むとよいでしょう。
お茶やコーヒーが好きな人には、ノンカフェインのものがオススメです。
お茶やコーヒーには、ノンカフェインのものがあります。
ノンカフェインとは、カフェインが入っていないという意味です。
ノンカフェインのものなら、赤ちゃんの心配をせずに飲むことができます。
例えばディカフェ コモド ドラゴン ブレンドはノンカフェインのコーヒーです
コーヒーの中には、ノンカフェインのものがあります。
ディカフェ コモド ドラゴン ブレンドという種類の豆を使って淹れたコーヒーはノンカフェイン。
この豆は1300円ほどで買うことができます。
また、スターバックスでもこの豆を使ったコーヒーを飲むことができます。
ショートサイズで400円ほどです。
スターバックスを利用することが多い人にはオススメです。
紅茶にはノンカフェインのものがたくさんあります。
紅茶にもノンカフェインのものがあります。
コーヒーとは違い、アールグレイや、ダージリンなど様々な種類のノンカフェイン紅茶が販売されています。
実際調べてみるとペットボトルでは500mlで150円、茶葉で買うと1000~5000円くらいの価格帯ですね。
紅茶の香りが好きなママにオススメです。
ハーブティーを飲むときには注意が必要です
またお茶の中でも、麦茶やほうじ茶、ハーブティーにはカフェインが入っていません。
ハーブティーの茶葉は大体400円ほどで買うことができます。
これらを飲むのもよいでしょう。
ただし1つ注意点が。
ハーブティーは種類によって子宮に悪影響がある可能性があります。
ハーブティーを買う場合は、どのような効果があるのかを医師などの専門家に相談する必要があるでしょう。