妊娠報告を会社にするタイミングと3つのポイント
会社への妊娠報告のタイミング
会社への妊娠報告は、妊娠10週以降がベスト
会社への妊娠報告は、流産の可能性が低くなる妊娠10週を過ぎたくらいが良いです。
流産の確率は、妊娠6週から10週が高くて、ピークは妊娠9週。
妊娠11週になると急激に減っていきます。
まだ安定期と言えない時期は避けて、会社に報告をして下さい。
つわりが辛い時期なのに、妊娠報告できないのが辛い
ところが、多くのママが抱える問題として、つわりが辛い時期に会社に報告できない・・・というのがあります。
つわりは、早い人は妊娠2ヶ月目(妊娠4〜7週)から始まり、ピークは妊娠3ヶ月目(妊娠8〜11週)。
まだ妊娠が安定しない時期とつわりのピークが、ちょうど重なってしまうのです。
職場では、マスクをして臭いを感じないようにしたり、キャンディーなどを持ち歩いて吐き気を抑えるなど、つわりの症状に合わせて付き合っていくしかありません。
親しい人には、思い切って、妊娠していることを話して相談に乗ってもらうのも、ひとつの選択肢です。
妊娠10週を過ぎて、上司に妊娠報告する前に
さて、妊娠10週を過ぎたら上司に報告しましょう。
ただし、その前に夫婦で話し合っておいた方が良いことがあります。
それは、今後、ママの仕事をどうするか?ということです。
具体的には、次の4点が中心になりますね。
- 仕事を継続するか?退職するか?
- 配置転換を申し出るか?
- 育児休暇を取るか?
- 産前休暇を取るか?
※ 産後休暇は必ず取らないとならないが、産前休暇は本人の希望による
上司に妊娠報告すると、今後どうするのか?を聞かれることが多いので、このあたりは押さえておきましょう。
特に、職場復帰する意志が強いママは、報告時に、ハッキリと話しておくのがベターですね。
妊娠報告は、「なるべく早め」がルール
妊娠10週を過ぎたら、あとは「なるべく早め」に妊娠報告することが大切です。
産休や育休を取得する場合も、退職する場合も、職場としては新たな人員配置をしないとなりません。
会社の風土によっては、上司に報告しづらいママもいると思います。
上司に言いにくい場合は、先輩社員や、社内の先輩ママに相談に乗ってもらうのがベターですね。
ただ、妊娠は、いずれはわかること。
伝え方の問題だけなので、今後の身の振り方が決まっていれば、迷わず報告する方が良いかもしれません。
妊娠報告した後にしたいこと
妊娠した女性は、体が辛い時には職場に配慮をしてもらえるように、労働基準法や男女雇用機会均等法で守られています。
なので、妊娠報告をしたら、就業規則・社内規定を確認して、妊娠した女性に対して職場が対応してくれる制度の確認をして下さい。
できれば、職場の先輩ママの話を聞いた方がベターですね。
そして、通勤や仕事が辛い場合は、上司に相談して、以下のようなことに対応してもらえるか確認しましょう。
- 時差通勤・勤務時間の短縮
- 配置転換の要求
- 通院のための休暇取得
- 残業・休日勤務を断る
また、法律上、妊婦に対しては解雇制限が定められており、会社は、妊娠・出産を理由に解雇できないことになっています。