妊娠中の髪のパサツキ、抜け毛には「低刺激」がポイント!

妊娠中抜け毛が多くなっていませんか?
もしくは、髪の毛がパサついていませんか?

実は、妊娠期間中は、ホルモンの影響などで髪の毛のトラブルが起きやすい時期。
しっかりとケアすることで、トラブルを最小限に食い止めましょう。


なお、体験談を読みたい人は、以下のリンクをクリックしてください!

妊娠中の髪のトラブルにはどんなものがある?

Fotolia_70795963_XS妊娠中は、髪の毛のトラブルを抱えるママがたくさんいます。
トラブルの種類は次のようなものがあります。

  • 頭皮が汚れやすくなる・脂っぽくなる
  • フケ・かゆみ
  • 髪の毛のパサつき
  • 抜け毛

頭皮が汚れやすくなる・脂っぽくなる

毛 毛根の断面図 汚れた毛穴妊娠すると、プロゲステロン(黄体ホルモン)という女性ホルモンの分泌が多くなります
プロゲステロンには、皮脂の分泌を盛んにする働きがあります

頭皮は、体の中でも特に皮脂腺が多く集まっているところ。
そのため、妊娠すると頭皮から皮脂が分泌されやすくなり、その結果、髪の毛や頭皮が汚れやすくなったり、脂っぽくなったりするのです。





フケ・かゆみ

Asian woman scratching itchy head上で書いたプロゲステロンの影響で、妊娠すると、頭皮からは皮脂が分泌されやすくなります。
また、体全体の新陳代謝も盛んになります

そのため、一般的に、頭皮のフケが発生しやすくなるのです。
また、ビタミンBが不足すると、乾いたフケが発生しやすくなるとも言われていて、妊娠初期のつわりによって栄養に偏りが出ていると、フケの発生原因にもなります

髪の毛がパサつく

髪のパサつき

髪のパサつきに悩んでいるママも多いですね。

これは、お腹の赤ちゃんに血液や栄養分が送られることで、ママが貧血になったり、体にタンパク質が不足してしまったりするから
血流が良くて、材料のタンパク質が無いと、髪の毛はしっかりと作られません。

特に、髪の毛の表面を覆っているキューティクルが痛んでしまうので、髪の毛がパサついてしまうのです。

抜け毛が多くなる

抜け毛

パサつきがさらに進行すると、抜け毛が多くなります。

抜け毛の原因は、栄養バランスの偏りや、貧血・低たんぱくです。
また、ストレスが原因で抜け毛が増えることも多いですね。

妊娠中の髪のトラブルに対処するには、シャンプーがポイント!

Woman washing her hair

妊娠中は、ホルモンバランスが変わるので、頭皮や髪の毛が影響を受けるのは避けられません
そのため、何といっても大切なのは、髪や頭皮にダメージを与えないこと。

そこで、妊娠中のシャンプの選び方・使い方についてまとめてみたいと思います。

妊娠中のシャンプーの選び方

シャンプー

妊娠中のシャンプー選びで一番大切なのは、頭皮への刺激が少ないシャンプーを選ぶこと
頭皮への刺激が強いと、一時的にスカッとする洗い心地であったとしても、その後で皮脂の分泌が増えてしまったり、乾燥して痒みが出たりといったこともあります。

こういったことを防ぐためには、石油系界面活性剤を使用したシャンプーを避けましょう。
成分表示を見て、「ラウリル硫酸」「ラウレス硫酸」と書いてあったら、それが石油系界面活性剤です。

界面活性剤というのは、簡単に言うと、汚れを落とす成分。
最も一般的に使われているのが「石油系」の界面活性剤。
最も安価に洗浄力の強いシャンプーが作れるため、市販されている多くのシャンプーで使われています。

これに対して「植物由来」の界面活性剤や「アミノ酸系」の界面活性剤というのがあります。
これらは、頭皮への刺激が優しい反面、少し価格が高くなります。

・・・ということは、妊娠中は、「植物由来」の界面活性剤や「アミノ酸系」の界面活性剤が入ったシャンプーを使った方が良いですね。
ところが、これららのシャンプーは、石油系に比べて洗浄力が弱いという欠点があるのです。

そこで、妊娠中のシャンプーの仕方にはひと工夫が必要です。


なお、妊娠中のシャンプーの選び方は、産後のシャンプーの選び方と同じです。
産後はシャンプー選びをしている時間も取れ無いですから、今のうちからシャンプー選びをしておくも良いですね。
良かったら、次の記事も参考にしてください。

妊娠中のシャンプーの仕方

シャンプーする女性

妊娠中は、頭皮への刺激が少ないシャンプーでしっかりと頭皮を洗浄するために、以下のようなことを心がけて下さい。

まず、シャンプーをつける前に、髪の毛をお湯でしっかりと流しましょう
2~3分、お湯だけで髪の毛を洗うだけでも、汚れの7割程度は落ちると言われています。

その後で、しっかりと泡立てたシャンプーを頭に付けて、指の腹で頭皮を優しくマッサージ。
けっして、爪を立てて頭皮を掻いたり、頭皮や髪の毛をゴシゴシしないでくださいね。

それでも、汚れが落ちていないと思った時には、同じ方法で二度洗いして下さい。
大切なのは、頭皮や髪を、優しく傷つけないように洗うことです。

その後で、すすぎをしっかりとしましょう
シャンプーが残ると、フケ・痒みの原因になります。

お腹が大きくて、丁寧なシャンプーが大変なら、パパに手伝ってもらいましょう。
男性はシャンプーの仕方が荒っぽいことが多いので、手伝ってもらう前に、必ずシャンプーの仕方を話しておいてくださいね。





その他の、妊娠中の髪のトラブルへの対処法

シャンプーしてもらう女性

その他に注意したいのは、ブラッシングを控えめにすること。
固いブラシで、力を入れたブラッシングをするのは避けましょう。
髪の毛を覆っているキューティクルは、摩擦にとても弱いのです。

また、海藻や良質なタンパク質を摂ることも大切
美しい髪の毛が作られるための栄養素をしっかりと摂れば、キレイな髪の毛が生まれる基礎が出来るのです。

あなたにオススメのコンテンツ

「高齢出産」関連の書籍を紹介

頭皮に優しいシャンプー 体験談

サブコンテンツ

このページの先頭へ