女性の不妊原因となる病気は?

不妊の原因となる症状はいくつもあって、それらが同時に発症していることもあります。
また、これらの症状が無ければ絶対に妊娠できるか?って言うと、必ずしもそうではありません。
不妊の原因が特定できないまま、子供を授からないケースもあります。

この記事では、不妊の原因として診断される症状で主なものを列挙します。
不妊治療の診察を受ける前に、「病名は聞いたことがある」という状態にしておいた方が、医師とのコミュニケーションも取りやすいと思います。

排卵障害の原因となる症状

多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)

卵巣内に、排卵期に破裂・消滅せずに残ってしまった卵胞が、「嚢胞」という袋になってたまってしまう症状。
嚢胞がたまることで、卵巣が大きくはれ上がって、排卵しにくい状態になってしまいます。

高プロラクチン血症

出産していないのに、プロラクチンというホルモンが大量に分泌され、排卵や着床を妨げてしまう症状です。

子宮内膜症

子宮内膜が子宮以外の場所に出来てしまい、激しい月経痛や性交痛など様々な症状を引き起こしてしまいます。

卵巣機能不全

これは病名ではないですが、診断結果として告げられることが多い症状です。
卵巣機能が低下することで、女性ホルモンが正常に分泌されず、月経が正常に行われなくなってしまう症状の総称です。





卵管障害の原因となる症状

卵管閉塞

卵巣と子宮をつなぐ卵管が完全に塞がってしまっている状態のことです。

ちなみに、卵管が完全には塞がっていないけれど、非常にせまくて通りにくくなっている状態を「卵管狭窄(きょうさく)」、卵管の一部が周囲の組織とくっついてしまって通りが悪くなっている状態を「卵管癒着(ゆちゃく)」と言います。

クラミジア感染症

セックスによる性感染症でも、最も感染頻度が高いとされる性感染症。
自覚症状がほとんどない感染症ですが、女性は卵管の炎症、男性は尿道炎などを発症する可能性があります。

子宮の着床障害

黄体機能不全

排卵後に卵巣内に残った卵胞が、黄体に変化してプロゲステロン(黄体ホルモン)を分泌するという機能が、正常に働かなくなる症状。
その結果、受精卵が着床しづらくなってしまいます。

子宮筋腫

子宮内にこぶ状のかたまりが出来てしまう症状。
成人の4人に一人にはあると言われています。全く自覚症状が無い場合もありますが、大きさや数によっては、受精卵の着床の妨げになる場合があります。

子宮内膜ポリープ

子宮内膜にポリープが出来る症状。受精卵の着床を妨げます。

子宮形態異常

先天的に、子宮の形に異常があるケースを子宮形態異常と言います。
形によっては、受精卵の着床に障害となりますし、流産や早産の原因になることもあります。

ただ、特に手術などの処置が必要ない場合もあるので、医師の診断に委ねましょう。

子宮頸管の通過障害

頸管粘液不全

子宮頸管から分泌される頸管粘液(おりもの)が不足しているために、精子が子宮内に進みづらくなってしまう症状。
自覚症状は全くありません。

抗精子抗体

女性の体が、侵入してくる精子を敵とみなして、抗体を作ってしまう状態。
そのため、射精しても、精子は女性の体内で排除されてしまいます。

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