無精子症でも、【妊娠可能】な場合がある!

無精子症というのは、精液の中に精子が無い症状のことです。この症状のやっかいなところは、自覚症状が全くないこと。
普通に射精できていて、見た目では精液に何も異常がないので、自分で気づくことは出来ないんです。

全男性の約1%にみられるらしいので、かなりの確率で無精子症の人はいるということになりますね。

この無精子症には2種類あって、「閉塞性無精子症」と「非閉塞性無精子症」があります。
同じ無精子症でも、「閉塞性」と「非閉塞性」の2つがあるんです。

閉塞性無精子症ってどんなこと?

閉塞性無精子症というのは、

  • 精子が精巣で作られているのに
  • 精子が運ばれる途中経路が塞がっていて(閉塞性)
  • 精液中に精子が存在しない

という症状です。

精子と言うのは、精巣で作られ、それが「精巣上体」という部分に集められた後、「精管」を通って尿道へ向かいます。
この途中で、精液の成分である、前立腺と精嚢から分泌された分泌液と混ざって、尿道へ押し出されていくわけです。

ところが、精子が精液の成分と混ざる前の経路で、どこかが塞がっていると、精液中に精子が混ざらなくなってしまいますよね。

でも、前立腺と精嚢からの分泌液は射精することができる。この状態が、「閉塞性無精子症」というわけです。

この場合は精管を手術することで、自然妊娠・人工授精が可能になる場合もあるそうです。
ただ、実際には体外受精や顕微授精を行う場合が多いです。

非閉塞性無精子症ってどんなこと?

非閉塞性無精子症というのは、精巣で作られている精子が全くないか、極めて少ない場合の症状です。
精子が運ばれる精管の経路が「閉塞」していないので、「非閉塞性」と呼ばれているわけです。

精巣が精子を作る機能に問題があるということになります。
ただ、実際にはこの時点ではまだ妊娠をあきらめなくても良いケースが多々あるようですね。

精液中に精子が送られていなくとも、
わずかに精巣で精子が作られている
場合があるんです。

精巣にわずかでも精子があれば顕微受精での妊娠の可能性は残ります。
この場合は、手術によって精巣から精子を取り出して、顕微受精をするという流れになりますね。
※顕微受精の詳細についてはコチラを参照して下さい。

ちなみに、「大人になってから『おたふく風邪』にかかると子供ができなくなるリスクがある」というのは、この非閉塞性無精子症の原因のひとつですね。
他にも、先天的な染色体異常でなるケースもあるようです。

無精子症の検査は、どんなことをするのか?

無精子症かどうか?については、精液検査によって判断できます。
ただ、ここでは、「閉塞性」か「非閉塞性」か・・・ということは判断できません。

この後は採血によるホルモン検査を行う場合が多いです。
ホルモン検査を行って異常値があれば「非閉塞性無精子症」であるという判断がされるようです。
一方で、「閉塞性無精子症」だという断定は、手術をしないと難しいケースもあるようです。

以前は、「睾丸を切開して精巣組織の一部を取り出す」という方法(精巣生検)で、精巣内に精子があるかどうかを検査していたこともあるようですが、検査によって体に負担をかけることもあって、あまりされなくなったようですね。

これをやる場合は、顕微受精をするか、精子の冷凍保存をする場合に限る医師が多くなっているようです。

無精子症は治療できるのか?

閉塞性無精子症の場合は、精管の手術をして、精子の数をある程度改善させることは可能なようです。
自然妊娠・人工授精が成功することもあるようです。
一方で、非閉塞性無精子症の場合は治療は行わず顕微受精に進むことになります。

ただ、最近では、「閉塞性」「非閉塞性」を問わず顕微受精に進むというのが多いですね。
不妊治療の場合、妻の年齢を考えて「時間との戦い」になるケースが多いですから、卵子の老化が進む前に・・・と考える場合が多いようです。

では、無精子症から顕微受精に進むとき、どうやって精子を取り出すのでしょうか?
下の記事で書いてますので、興味がある人は読んでみて下さい。

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