卵巣機能不全は症状の総称|焦らずに他の病院で診察もアリ

卵巣機能不全という言葉を言われると、言葉の意味から考えてかなりショックを受けます。ただ、卵巣機能不全というのは、卵巣機能がうまく働いていない症状の総称に過ぎないので、症状も原因も様々なんです。妊娠する可能性があるか?ないか?というのも、この症状を言われただけでは判断できません。

「卵巣機能不全」ということを医師に言われても、しっかりと具体的に、詳しく病状を聞いたうえで、治療法など納得できない場合は、一度、他の病院で診察を受けるのも選択肢です。

卵巣機能不全は、卵巣の働きがうまくいかないこと

卵巣機能不全というのは、「卵巣がうまく働いていないですね」という状況の総称です。だから、これだけでは、「どこがどんなふうに機能不全なのか」がわかりません。そもそも、卵巣の働きって、具体的にどんなものなのでしょうか。

卵巣の働きは大きくわけると2つで、
・卵胞を育てて排卵すること
・ホルモンを分泌すること
です。

卵巣から分泌されるホルモンは、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の2種類があって、どちらも、いわゆる女性ホルモンと呼ばれるものです。この2つのホルモンが生理周期でどんな役割をしているかというと・・・

生理になると、脳は卵巣に対して「卵胞を育てなさい」という指示を出します。すると、卵巣は卵胞を育てながら、卵胞ホルモンを分泌するようになります。

卵胞ホルモンは卵胞が大きく育つにつれて、たくさん分泌されるので、卵胞ホルモンの分泌量が多くなることで、脳は「卵胞が育ったな」という情報をキャッチします。

すると、脳から卵巣に「排卵しなさい!」という指示が伝えられます。すると卵巣は排卵をして、同時に黄体ホルモンを分泌することで、子宮内膜を厚くして、受精卵が子宮に着床する準備を始めるのです。

この一連の流れ・・・とてもたくさんのステップがありますが・・・このどこかに障害が出てしまっている状態を、ひとくくりに「卵巣機能不全」と呼んでいるわけですね。だから、卵巣機能不全の症状・原因には、様々なケースがあるので、重いものから軽いものまで、人それぞれなんです。




卵巣機能不全になると、どんな症状があるの?

生理周期がうまくいかなくなるわけですから、無月経、無排卵、月経以外の不正出血などが多いです。

また、卵巣から分泌される女性ホルモンは、生殖・出産だけでなく、女性の体のバランスを整えるために、色々な働きをしています。そのため、この2つのホルモンの分泌が上手くいかないと、体の各所に異常が出てしまいます。肌荒れとか、イライラ、うつ・・・などもそうですし、更年期のホッとフラッシュなんかもそうですね。

ただ、これらの症状が出ると、必ず「卵巣機能不全」だということではありません。卵巣機能が働いていないかどうかは、あくまでも検査をしないとわからないものです。

卵巣機能不全の原因は?

前に書いたように、卵巣の働きは、脳によって支配され、そこから分泌されるホルモンの影響を受けます。もうちょっと詳しく書くと、脳と言っても、脳の「視床下部」という部分と「脳下垂体」という部分の2つが関係しています。

そのため、脳の視床下部、下垂体、卵巣のどこかに障害が発生することにより、卵巣機能不全になってしまうわけです。

だから、原因は、必ずしも卵巣そのものにあるとは限らないんですよね。例えば、
・脳下垂体の腫瘍
・無理なダイエットや肥満、ストレスによって視床下部に問題が生じている
・甲状腺異常
・高プロラクチン血症
・多嚢胞性卵巣症候群
など・・・色々なケースがあるようです。

卵巣機能不全の検査や治療は?

卵巣機能不全かどうかは、血液検査でホルモン値をチェックすることで判断するようですね。また、卵巣そのものの状態を見る場合は、超音波検査をするようです。

治療法は、基本的には、ホルモン剤や排卵誘発剤の投与で行います。ただ、病院によっては、ピルや漢方の服用をする場合もあるようですね。色々な方法を試さざるを得なかった人、保険が効かないのでとても費用がかかってしまった人などもいるようです。

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