妊活中、夫がプロペシア(フィナステリド)に注意すべき理由

夫がAGA治療をしている場合、プロペシアを使っていたら注意して下さい。わずかなんですが、性欲減退・射精障害・精子数の減少など、プロペシアの副作用が認められています。

AGA治療薬のプロペシアの有効成分フィナステリドについて

AGA(男性型脱毛症)の治療をクリニックで受けている場合、プロペシアという薬を処方される場合があります。
保険適用が出来ないもので、自由診療になるため高価な薬ですね。

このプロペシアにはフィナステリドという有効成分が入っていて、このフィナステリドの力によって、AGAの改善ができるわけです。
ところが、このフィナステリドには、妊活の障害となってしまう副作用が報告されているんです。

フィナステリドの副作用について

プロペシアに含まれるフィナステリドにどんな副作用があるのか?ってことなんですが、男性ホルモンを抑える働きがあるそうです。
男性ホルモンが抑えられてしまうので、勃起障害、性欲減退、射精障害、精子数の減少などの副作用が出ると言われているんです。

ちなみに副作用が出る確率は、諸説あるようなんですが、1%~多くても数%のようで、必ず現れるというモノではないようですね。
そのため、プロペシアを処方しているクリニックのHPを見ると、「副作用を過度に意識しすぎないように」ということが書いてある場合が多いです。

ただ、2014年4月に、アメリカ食品医薬品局(FDA)が、フィナステリドの副作用を認めたことを考えると、けっして無視できないことだとは思います。




フィナステリドについて、厚労省は女性・小児に注意を促している

厚生労働省のHPを見ると、勃起障害や性欲減退などの副作用については書いていないのですが、女性・小児に対しては、かなり厳重に注意を促しています。

どういうことかというと、男の子を妊娠している女性の体内にプロペシアの有効成分が入った場合、口から入った場合、皮膚に付着して吸収された場合のどちらであっても、男の子の生殖器に異常を起こすおそれがあるのだそうです。

ただし、錠剤はコーティングされているので、通常の取り扱いで有効成分に触れることは無いそうです。
錠剤が欠けたり、割れたりした場合が怖いわけですね。
プロペシア(フィナステリド)はもともと、男性用の薬なので、女性に処方することはないものです。

また、20歳未満の子供への安全性については十分に確認されていないので、子供が服用することも厳重に禁じていますね。

ネットで個人輸入できるようなのですが、こういった怖さもありますから、個人輸入をしないように注意喚起もされています。

妊活中はプロペシアの服用は避けた方が良いかも・・・

男性に対する副作用も、女性が万が一、フィナステリドに触れてしまった時のリスクも考えると、妊活中にはプロペシアの服用は避けた方が無難かもしれません。
妊活の時間は限られています。
万が一、気が付かないうちに副作用が現れていたら、妊娠するために努力した時間が無駄になってしまう可能性もあるわけです。
このあたりは、夫婦でもよく話し合った方が良いかもしれませんね。


なお、男性用の妊活サプリを探している人は、次の記事を参考にしてください。


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