自転車はEDや精子の劣化に影響!その理由と対応策は?

自転車に乗るのって気持ち良いですよね。最近は、健康のために自転車通勤する人も増えていますが、実はこの自転車が妊活に悪い影響を与えてしまう可能性があるんです。

精子の質が悪くなる可能性がある上に、下手をするとEDになる原因をつくることになり兼ねないのです。

033828ただし、別に自転車なら何でもダメ!というわけではありません。

妊活中の自転車で、注意しなければいけないのは次のような場合です。

  • 前傾姿勢になるタイプの自転車(ロードレーサーなど)
  • 長時間乗る場合
  • 頻繁に乗る場合

長時間の自転車が、どうして精子の劣化につながるの?

では、どうして長時間自転車に乗ることが、精子にとって悪いのでしょうか?

精子の質が悪くなる
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前傾姿勢になるタイプの自転車に長時間乗ると、ペニスの付け根と肛門の間が強く圧迫されます。(この部分は、よく「会陰(えいん)」と呼ばれているようです。)そうなると前立腺が炎症を起こすことがあります。

前立腺が炎症すると、精液中に白血球が混じることになるそうで、その結果、精子の運動率が低下することがあります。また、白血球からは活性酸素が出されるため、精子のDNAが損傷することもあります。

運動率が低下して、DNAが損傷となると、精子の受精能力が落ちてしまいます。

これは避けたいですね。

血流悪化によるEDの可能性も

ペニスの付け根と肛門の間が強く圧迫されることで、この部分の血管が損傷することもあります。実は、この部分の血管と言うのは、ペニスが勃起するメカニズムには必要不可欠なものなんです。

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ペニスの勃起は、ペニス内部の海綿体に、血液が流れ込むことで初めて起こります。ところが、その周辺の血管に損傷があると、海綿体に十分な血液が流れ込むことができません。そのため、EDの原因になってしまうわけです。

これらのことは、日本性機能学会からも「ED診療ガイドライン」で記載されていることなので、妊活中は、夫が避けた方が良い事は間違いないですね。

陰嚢の温度上昇にも注意!精子の質が悪くなる

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このほかにも、長時間自転車に乗ることで、陰嚢の温度上昇も心配なところです。

妊活で睾丸は温めない!」で書いたように、精子を作る精巣にとって、また精子にとって、熱はタブー。

精巣の温度が上がることは、精子の数や質が低下する原因になります。

前傾姿勢になるタイプの自転車に長時間乗っていれば、それよる摩擦・振動は相当なものになります。そうなれば、陰嚢内の温度が上がることになり、温度に弱い精子・精巣は、大きなダメージを受けてしまいますね。





 

どの程度までなら大丈夫?対応策は?

妊活中の基本的な対応策は?

ここまで書いてきたことを元に、妊活中の自転車で気を付けるべきことは、

  • 前傾姿勢になる、ロードレーサーのようなタイプの自転車に
  • 長時間(目安は30分以上)
  • 頻繁に

乗らないようにすることです。

普段の買い物で、ちょっと出かけるくらいは問題無いそうです。

ロードレーサーなどで自転車通勤している人は、医師に相談

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ロードレーサータイプの自転車で自転車通勤している人は、ちょっと気を付けないとなりませんね。

自転車通勤となると、長時間、毎日乗っていることになるでしょうから、習慣的にペニスの付け根部分を圧迫していることになります。

精子の質の悪化や、EDのリスクなど心配な点も多いです。

ただ、人によって、自転車の乗り方も、乗っている時間も、姿勢も変わると思います。

心当たりのある場合は、医師への相談をお勧めします。

サドルを変えて、妊活に対応!

自分達で出来る対処法として簡単なのは、サドルを、幅のあるものに変えるという方法です。

ロードレーサーやクロスバイクに最初からついているサドルは、先端がものすごく尖っていますからね。会陰部を思いっきり圧迫します。

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自転車屋さんで、相談すると、(ネット通販も含めて)サドル交換は結構対応してくれますよ。

また、最近は、ジェル入りのサドルカバーなんかもあります。

それから、自転車に乗っている時に、時々腰を浮かせるのも、必要な対処策かもしれませんね。


なお、男性用の妊活サプリを探している人は、次の記事を参考にしてください。


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