未受精卵子の凍結保存は可能だけれど、危険性も!

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卵子の老化が話題になるようになってから、「卵子が老化する前に凍結保存しておきたい」と考える女性は増えてきているようですね。実際に未受精卵子の凍結については、処置をするクリニックも増えてきているようです。

ただ、ケアしないといけないことも多々あり、まだまだ慎重にやっていく必要はありそうですね。

未受精卵子の凍結保存とは?

卵子は女性の年齢とともに老化していきます。老化することで受精しても妊娠し辛くなってしまいます。

それなら、卵子が老化していない若いうちに卵子を取り出しておいて凍結保存すれば、卵子は若い良質な状態を保つことが出来ます。そして、子供が欲しい時に、夫の精子と体外受精をさせれば、例えば35歳、40歳と歳をとってからでも、妊娠できる可能性は高くなるはず・・・。

ここに、未受精卵を凍結保存する意味があるわけです。

以前は一部の人にだけ認められていた

未受精卵子の凍結は、以前は、がんの放射線療法で卵巣機能を失う可能性のある患者や、不妊治療を行っている夫婦などのごく一部の人だけが対象となっていました。

ところが、2013年9月に、日本生殖医学会がより幅広い女性に未受精卵子の凍結保存が出来るようにするガイドラインを示しました。

これによって、未婚・既婚を問わず卵子の凍結保存が可能になったこともあって、より脚光を浴びるようになっています。

卵子を凍結保存するまでの手順

卵子を凍結保存するためには、通院して排卵誘発を行う必要があります。(クリニックによっては、排卵誘発剤を使わないところもあるようですね。)

排卵誘発剤の使い方は、クリニックによっても、また希望する女性の状態によっても変えるようですね。排卵誘発剤の使い方については「排卵誘発剤と排卵促進剤」を参照して下さい。

そして、何日がかけて排卵誘発剤によって卵巣内の卵胞をたくさん育てた後、卵巣に針をさして採卵をします。採卵に至るまでの方法は、体外受精の時と同じで、採卵も日帰りで出来ます。

最後は、病院で卵子を凍結保存して一連の流れが終了です。

かかる費用はいくら?

金銭管理

未受精卵子の凍結保存にかかる費用は、クリニックによって大きく異なるようです。

保険が利かない自由診療だから・・・というのもありますが、最も差が出るのは、排卵誘発剤の使用方法。これはクリニックによるというよりも、女性の卵巣の状態などによるとも言えますね。

詳しくは、医師と相談しないとわかりませんが、基本的には数十万かかると考えておいた方が良いと思います。

未成熟卵子の凍結保存の危険性

未受精卵子を凍結保存しておくということは、確かに不妊治療にとっては素晴らしい技術です。これによって、今まで子供に恵まれていなかった女性が出産出来るようになったり、仕事の都合で結婚が遅くなった女性でも高確率で妊娠できるようになるのであれば、こんなに喜ばしいことはありません。

ただ、クリアされていない課題、気を付けないとならないことも数多くあることも確かです。

社会的なリスク

「凍結保存された卵子が売買される危険性はないのか」という部分については、とても懸念されます。本人の知らないところで実験に使われたりしたらとても怖いです。

こういったリスクを完全に防ぐことが出来ているのか、といった部分には心配がつきまといます。

生まれてきた子供へのリスク

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凍結した卵子を融解させて受精した場合、生まれてきた子供は問題なく育ってくれるのでしょうか?

未受精卵子の凍結保存の技術はまだまだ新しい医療技術です。この方法で生まれた子供が、しっかりと成人して生涯を全うしました・・・といったデーターは存在するわけがありませんよね。

この部分でのリスクが100%払拭されているとは言い難いと思います。

高齢出産になるリスク

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これは、現在の体外受精・顕微受精でも起こりうることですが、卵子の凍結保存の技術によって、より高齢での妊娠を希望する人が増える可能性もあると思います。

高齢での妊娠には、妊娠高血圧症や妊娠糖尿病などの合併症のリスクがつきまとう上、着床し辛くなったり、妊娠継続が難しくなったりするリスクは残ってしまいます。

そのため、日本生殖医学会では、

  • 未受精卵子等の採取時の年齢40歳以上の場合は推奨できない
  • 凍結保存した未受精卵子等の使用時の年齢は、45歳以上は推奨できない

としていて、高齢妊娠を避けるようにガイドラインを示してはいますが、法整備がされているわけではありません。

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