不妊治療には多胎妊娠のリスクがあります!

不妊治療を受けると、とにかく「子供を授かりたい」と言う気持ちが優先してしまって、その他のことに気が回らなくなることもあります。

ただ、不妊治療に伴うリスクについてはしっかりと理解してから始めないとなりません。

特に、多胎妊娠のリスクについては、医師に説明を求めることは不可欠だと思います。

多胎妊娠のリスクが増える理由は?

不妊治療をした時に、多胎妊娠のリスクが増える理由は2つあります。

  • 排卵誘発剤で複数の卵子が排卵される
  • 体外受精で、複数の胚を移植することがある

排卵誘発剤による多胎妊娠のリスク

タイミング法、人工授精、体外受精、いずれのステップでも「排卵誘発剤」を使うことがあります。

この排卵誘発剤は、人工的に排卵を促す薬・・・なので、その量や使い方によっては、複数の卵子を排卵する可能性が大きくなります。

クロミフェン製剤とhMG製剤で、多胎妊娠のリスクが異なる

一般に、タイミング法と人工授精では「クロミフェン製剤」と呼ばれる飲み薬タイプの排卵誘発剤が処方されます。
代表的なのが「クロミッド」と呼ばれる飲み薬ですね。

また、体外受精の場合に主に用いられる「hMG製剤」と呼ばれる注射タイプの排卵誘発剤もあって、これはクロミフェン製剤よりも効き目が強い薬になります。(治療法によっては、タイミング法や人工授精でもhMG製剤が用いられる場合もあるようです。)

クロミフェン製剤とhMG製剤を比べると、hMG製剤の方が効き目が強い分、複数の排卵をする可能性が高くて、多胎妊娠のリスクが高くなるようですね。

クロミフェン製剤、hMG製剤、それぞれの場合の多胎妊娠の確率を調べてみましたが、クリニックによってデータが異なっています。
ただ、平均的に見て、クロミフェン製剤が数%、hMG製剤が10%くらい・・・というデータが多い気がします。

排卵誘発剤の使い方によって、多胎妊娠のリスクは下げられる?

色々なクリニックのホームページを見ていると、医師は多胎妊娠のリスクを下げるために、排卵誘発剤の使い方を調整しているようです。
排卵誘発剤の種類を変えたり、タイミング・回数を調整したりすること、さらに経過観察を行うことで、多胎妊娠のリスクを下げていきます。

排卵数が多すぎる場合は、その周期での治療を中止したり、セックスを禁ずるということが明示されているクリニックもありました。

なので、患者側から「多胎妊娠をしたくない」ということはしっかりと医師に伝えて、不妊治療に臨むのがベターですね。

体外受精・顕微受精での多胎妊娠のリスク

現在の体外受精や顕微受精では、受精卵を母体に戻す(胚移植)時に、原則1個しか戻さない・・・というのが、基本スタンスになっています。

これは、日本産婦人科学会や日本生殖学会がガイドラインを示して、各医療機関がそれに従って治療を行っているためです。

ただし例外もあって、

  • 女性が35歳以上
  • 流産を繰り返している

といったケースでは、2個の胚を移植することが認められています。

ということは、上記の2つのケースに当てはまる場合は、医師からの提案もしくは本人の希望で、2個胚移植が行われる可能性があるので、多胎妊娠のリスクが出てしまいます。

このケースでも、リスクをしっかりと認識して、医師と話し合って治療方針を決めた方が良いですね。

多胎妊娠するとどんなリスクがあるのか?

ところで、多胎妊娠のリスクと言っても、具体的にどんなリスクがあるのか?ということについては、あまり情報が得られていないケースも多いようです。

母子の命にかかわるリスク

多胎妊娠のリスクとしては、妊娠高血圧症候群、早産、前置胎盤と言ったものがあります。

妊娠高血圧症候群は、母子ともに命の危険に繋がりかねない症状です。(妊娠高血圧症候群についてはコチラに詳しい説明を書いています。)

前置胎盤は、通常よりも下の位置に胎盤が出来てしまうものです。胎盤が子宮の入り口付近にできてしまうため、帝王切開での分娩となります。

早産も、ほぼ帝王切開での分娩になりますが、低出生体重児(未熟児)の出産になる可能性が大きいこと、そのためNICU(新生児特定集中治療室)が整備された病院でないと分娩が難しくなってしまいます。

出産後のリスク

さらに、出産後のことも考えないとなりません。二人の赤ちゃんを同時に世話していくことはとても大変です。大きくなればお金もかかります。

妊娠することだけが目的にならないように、出産後のことも視野に入れて、多胎妊娠のリスクを考えておかないとなりませんね。

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