着床前診断と新型出生前診断診断

出生前検査として、まだまだ日本には根づいていないものの、海外では行われ始めているものもあります。
ただ、これは、国民性や倫理観、そのた色々なものを考えて慎重に導入していかないとならないものなのかもしれません。

この記事では、着床前診断とNIPTについて取り上げたいと思います。

着床前診断は、受精卵の段階で染色体異常の診断を行う

着床前診断とは

体外受精を行った時に、最初は一つだった受精卵が、細胞分裂し始め、4個もしくは8個に分割した時に、受精卵の一部を取って染色体や遺伝子を検査する方法があります。

ここで異常がなかったものだけを母体に戻すというもので、着床前に診断を行うことから、「着床前診断」と呼ばれています。

着床前診断はアメリカでは行われているものの、日本では基本的に行われていない

体外受精の場合の流産は、染色体異常の場合も多くて、この診断を行うことで流産率が下がることから、アメリカでは一般に行われているようです。

ところが、日本では、一部の例外を除いて行われていません。
受精卵の段階とは言え、命を選別することになってしまうため、医師の間でも倫理的観点からの議論が尽くされているとは言えない状況のようです。

日本でも着床前診断が行われるケースは?

ただし、日本でも、以下のようなケースは、着床前診断が一部認められている場合があります。

  • 遺伝子疾患のある子供を出産する可能性があるケース
  • 遺伝子異変や染色体異常の原因を保持しているケース
  • 習慣流産を繰り返しているケース





新型出生前診断(NIPT)は最新の検査方法

NIPTのメリットとデメリット

新型出生前診断とか、NIPT(無侵襲的出生前遺伝学的検査)と言われている出生前診断の方法があります。

これは、文字通り、最新の検査方法で、

  • 母体や胎児へのリスクがほとんどない
  • 検査制度がとても高い
  • 妊娠初期段階で検査可能(妊娠10週目以降)

という部分で、随分と注目が集まっている検査方法です。

従来の

  • 母体血清マーカー検査=「リスクはないが精度が落ちる」
  • 羊水検査=「精度は高いがリスクがある」

といった2つの検査方法のメリットとデメリットを補ったものになっているわけですね。

NIPTの検査方法

検査方法は、採血をして血液検査するだけです。妊婦の血液中のDNAを調べるだけで、染色体異常を調べることが出来るという検査方法です。
妊娠10週目以降に検査できるので、母体血清マーカー検査や羊水検査が妊娠15週目以降だったことを考えると、かなり前倒しで検査が可能になります。

ただし、欠点もあって、母親の年齢が若いほど、検査結果の正確性が下がっていくようですね。
高齢出産のハイリスク妊娠の時に役立つ検査方法のようです。

また、検査結果は確定診断にまでは至らないため、この検査でリスクが高いと判断された場合は、結局、羊水検査を受けないと、染色体異常に関して確定的な事は言えません。

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