精子・卵子の染色体異常とミトコンドリア

年齢とともに、卵子の質が衰えていくことがさかんに言われるようになりました。ただ、「精子・卵子の質が衰える」と言われても、質が衰えるってどういうことなのか今一つピンときません。そこで、この記事では、精子と卵子の質が年齢とともに衰えるというのがどういうことなのか?について見ていきたいと思います。精子と卵子の染色体異常の話で、ちょっとややこしくなるので、興味のない人は読み飛ばしてもらっても大丈夫です。

高齢になるほど、精子・卵子の染色体異常が増える

35歳以上になると卵子の質が衰えるとか、高齢になると精子の質が悪くなるとかって言いますが、それって具体的にどんなことなのでしょうか。

この場合の質が悪いと言うのは、「染色体に異常がある精子や卵子が増える」という意味になります。そして染色体異常があると、精子と卵子は受精し辛くなり、かりに受精したとしても着床しなかったり、流産してしまったりという確率が増えてしまいます。高齢出産の場合にダウン症の子供が多いことにも関係があります。

そのために、「高齢になる」と、「精子・卵子の質が衰え」、「妊娠し辛くなる」という話がされているわけですね。

そもそも染色体って何か?

それでは、なぜ、高齢になるほど染色体異常が増えるのでしょうか?

その前に染色体とは何か?ということを書いておきます。みなさんは、「遺伝子」という言葉は聞いたことがあると思います。その生物がどういう形になっていくのか?どういう性質を持っているのか?という情報の最小単位を遺伝子と言います。この遺伝子情報を持っているものがDNAと呼ばれる物質で、DNAの集合体して成り立っているものが「染色体」なわけです。ですから、染色体の中には、遺伝情報がビッシリと刻み込まれています。

この染色体は、人間の通常の細胞の中には46本存在しています。ところが、精子と卵子は受精して一つの細胞になるため、それぞれが46本の半分、つまり23本の染色体を持っているというちょっと変わった細胞なんです。




精子と卵子の染色体に異常が出るのはなぜか?

では、なぜ、精子や卵子の染色体に異常が出るのでしょうか。最近の研究で、それは精子と卵子が作られる際のエネルギー不足が原因なのではないか?と言われています。

そのエネルギー不足を引き起こしている張本人が「ミトコンドリア」だと言われています。ミトコンドリアは細胞内にあって、細胞にエネルギーを供給する役割を負っています。ところが年齢とともに、細胞内のミトコンドリアの働きが弱っていきます。

ミトコンドリアの働きが鈍ることで、精子や卵子が出来る時の細胞分裂で、ミトコンドリアが十分なエネルギーを供給できないために、染色体異常が発生しているのでは?ということが、最近の研究で言われ始めています。

精子と卵子が染色体異常になると、どうなるのか?

精子と卵子が出来る際に染色体異常になると、本来23本あるはずの染色体が24本になったり、22本になったりしてしまいます。そうなると、精子と卵子が受精した後、受精卵の染色体の本数が、本来46本あるべきなのに、45本とか47本になってしまいます。

染色体の数が1本少ない45本の状態を「モリソミー」、1本多い47本の状態を「トリソミー」と言います。

モリソミーの場合は、着床しない、もしくは流産してしまう場合がほとんどです。

トリソミーの場合も、着床しなかったり、流産してしまったりという場合がほとんどなんですが、1本多い場所によっては無事に生まれてくる場合があります。ダウン症の子供は、このケースに当たります。

こういった染色体異常は35歳から多くなり、37歳くらいからその割合が多くなり、40歳になると染色体異常の卵子が排出さる可能性は半分よりも多くなると言うデータも存在するようです

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