「食」でストレスを軽減するコツについて
妊活中は、働きながらの病院通いや仕事との両立、溢れる様々な情報に敏感になり、ストレスを感じている方も多いのではないでしょうか?
しかしストレスは、ホルモンバランスの乱れにつながることも多く妊活の敵なのです。
ストレス解消法は色々ありますが、今回は、「食」でストレスを軽減するコツについてご紹介いたします。
【著者:岡田 明子(おかだ あきこ)】
管理栄養士として健康関連のレシピ提供や商品開発、講演や執筆、メディア出演など予防医療分野を中心に幅広く活躍中。
自身の35歳からの妊活、妊娠を通じて「妊娠を望む方の食事サポート」も行い、個々の生活習慣に合わせた的確な指導に定評がある。食事サポート実績は延べ1万人に及ぶ。
2014年一般社団法人NS Labo(栄養サポート研究所)を設立し、 栄養士、管理栄養士をサービスパートナーとして、健康事業のサポートとヘルスケア分野で活躍できる人材育成を行っている。
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ストレスと食の関係
ストレスを感じやすい方とそうでない方の違いの1つに「食べ物」が要因にあります。
ストレスは脳で感じますが、脳は栄養によってコントロールされているので「栄養補給」することでストレスに強い脳を持つことができるのです。
ストレスを感じると脳は大量のタンパク質、ビタミン、ミネラルを消費します。
ストレスを感じやすい方は、まず第1に普段の食生活でタンパク質のとれる魚や肉、ビタミン、ミネラルのとれる野菜、きのこ、海藻類などバランスのよい食事を意識することが大切です。
ジャンクフードやコンビニ食、外食が多い方はなるべく自炊を心がけたり、コンビニ食や外食でもよりバランスが摂れるメニューを選ぶようにしましょう。
コンビニ食や外食では、ご飯や麺類などの炭水化物の量が多く、タンパク質の肉や魚、ビタミン、ミネラルを含む野菜やきのこ、海藻類が不足します。
おにぎり2個やパスタだけではなく、チキンサラダとおにぎりの組み合わせや和定食など、様々な食材がとれる組み合わせやメニューを選ぶようにしましょう。
ストレスがたまると甘いものを食べる習慣はNG!
ストレスがたまったり、疲れると甘いものが欲しくなる方は要注意です!
このような時に甘いものを食べると、余計に疲れやすくなったり精神面が不安定になりやすいのです。
甘いものを食べると血糖値が急上昇した後に急下降します。
この血糖値の乱高下が精神不安やイライラにつながるのです。
ストレスを感じたら果物を 〜 キウイと豆乳のスムージー 〜
果物に多く含まれるビタミンCはストレスをブロックしてくれる頼もしい栄養素の1つです。
ストレスの抵抗力のもととなるホルモンを作る上で欠かせない栄養素がビタミンCなので、ストレスを受けるとビタミンCがどんどん消費されてしまいます。
ビタミンCはキウイフルーツやいちご、オレンジなどの果物に多く含まれています。
水溶性のビタミンなので、こまめに摂り入れることがポイントです。
朝食や間食に摂り入れていきましょう。
今回は果物の中でもビタミンCを多く含み、今が旬のキウイフルーツをたっぷり使用したスムージーレシピをご紹介いたします。
- 材料(1人分)
- キウイ・・・2個
- 豆乳(無調整)・・・200cc
- 作り方
キウイは皮をむき、ミキサーに豆乳と一緒に入れて滑らかになるまで撹拌する。
キウイフルーツは2個で1日の成人女性のビタミンC推奨量の100mgを摂ることができます。(キウイフルーツ1個 ビタミンC 62mg)
スムージーにすると、カサが減り量を摂ることができるのでおすすめです!
毎日の食でストレスを軽減しながら、妊活につなげていきましょう。